編集後記

2013年5月24日

小林 隆

 今週は、日産と三菱自動車が共同開発した新型軽自動車「DAYZ」「eKワゴン」のラインオフ式の取材のため岡山へ行ってきました。

 最終の新幹線が20時30分だったので、原稿を書いていた新倉敷駅を20時には出ないと、という意識は持っていたのですが、気づいたら20時10分に……。あれ、これ東京に戻れないパターン?とドキドキしながら新倉敷駅へダッシュ!(原稿を書いていたのは駅から10分くらい歩いたコーヒショップ)

 ゼイゼイ言いながら駅員さんに東京へ帰りたい旨を伝えたところ、寝台列車を勧められましたwいや、あんたそれ何時間かかるっちゅーねん。

 ということで、諦めて岡山駅で宿泊することに。気を取り直してうまいもんでも食べようと息巻いて駅周辺を散策するも、居酒屋さんか、ラーメン屋か、牛丼屋かのいずれかしかチョイスがない……(泣)。下戸な自分は、結局ラーメンで晩飯を済ませたというくだらない内容でした。すみません。

佐久間 秀

 今週は「人とくるまのテクノロジー展」を取材してきました。私が会場を訪れるのは5回目になりますが、毎回取材時間があっという間に過ぎて困ります。展示内容で記事になりやすいのは、やはり大手メーカーが車両といっしょにお披露目する最先端の環境技術などですが、個人的にブースの解説員さんにいろいろ質問してしまい取材時間を足りなくさせる「魔の手」が潜んでいるのは、小さなネジやバネ、樹脂製品などを扱うブース。

 今回の紹介記事でも少しだけ取り上げていますが、日ごろは意識してネジを眺める機会はありませんよね。見た目には小さい金属の塊ですが、ちょっとしたアイディアや工夫によって機能性をぐっと高めているのです。華やかな展示が並ぶブースと比べて、じっくり解説員さんを独占しても気がとがめないこともポイント。

 基本的にはビジネスショーとしての意味合いが濃い催しだけに、残念ながら例年平日の夕方までという会期設定。「行きたくても仕事が休めないよ!」という意見も多々あるようですが、興味がある人にはおすすめですよ。

谷川 潔

 今週はマセラティとB&Wのイベントを取材しました。その関連もあってある人に会うことができました。その人はIASでデモなどを行っている人でもあり、自分はいつもその人のデモが楽しみで、ある日のある時刻にはあるブースを訪ねるようにしていました。

 その人が前々回のIASのデモで使った音源が、ビートルズのイエスタデイ。イエスタデイとくれば「HELP!」となるのですが、それは別のバージョン。生々しいポールの声と、タイトなスタジオの雰囲気がバリバリ感じられ、空気感の再現をチェックするにはぴったりの音源でした。

 それから約1年半、結局どこに収録されていたイエスタデイか分からなかったのですが、デモをした本人に会うことができ、思い切って聞いてみました。すると「あー、あれ。あれは、アンソロジー2の収録曲だよ」とのこと。個人的にとても収穫があったイベントでした。