【2009フランクフルトショー】
バースデーパーティーでどんちゃん騒ぎのMINIブース

クーペとロードスターが登場、50周年記念モデルも

ブースの入口からしてパーティー騒ぎのMINI

2009年9月15日~27日(現地時間)
独フランクフルト
Messe Frankfurt



 BMWグループの一員として11ホールのBMWの隣にブースを構えるMINIは、オリジナル・ミニ誕生から50周年を祝う、バースデーパーティーがテーマ。プレスカンファレンスはブラスバンドとチアガールのどんちゃん騒ぎで幕を開け、ブースでは常時DJがクラブミュージックを流し、いつ行っても飲み物と食べ物が振る舞われるという具合。

ブラスバンドとチアガールで賑やかに始まったプレスカンファレンス写真のバースデーケーキをはじめ、いつ行ってもパーティーフードと飲み物が振る舞われる

 肝心の車にも気合いが入っていて、6月に発表済みの50周年記念車「カムデン」「メイフェア」のほか、やはり予告通り「クーペ・コンセプト」が披露され、さらにサプライズとしてクーペをオープンにした「ロードスター・コンセプト」が登場した。

 ロードスター・コンセプトはクーペ・コンセプトのハードトップの代わりに、手動開閉のソフトトップを付けたもの。MINIにはすでにカブリオレがラインアップされているが、ロードスターはクーペをベースとしているため、完全に2座。さらにクーペと同じくフロントウインドーが後傾しており、カブリオレよりもスポーティーなオープンモデルに仕立てられている。

ブラスバンドの演奏とチアガールの嬌声の中、「メイフェア」(左)と「カムデン」が自走してステージにやってきたそして巨大なバースデーケーキがステージ中央に寄ってくると……
ケーキの中からクーペとロードスターが登場
ロードスターは、より寝かされたフロントウィンドー、低いルーフ、狭いグリーンハウスなどで予告通りの姿形で現れた
ロードスターはサプライズで登場。ウエストラインから下はクーペとほぼ同じ。パワートレーンもジョン・クーパー・ワークスのターボエンジンを積んでいる
クーペは量産されることが決まっているというが、はたしてロードスターは? カブリオレとロードスター、2つのオープンモデルを同一モデルで抱えることになるのだろうか

 プレスカンファレンスでは、パリ・モーターショーなどで展示されてきたクロスオーバーモデルも生産が決定していることが明らかにされた。オリジナル・ミニには、コーチビルダーなどがさまざまなボディーをかぶせてカスタマイズしたモデルが多数あったが、MINIはメーカーだけでオリジナル・ミニを凌ぐ勢いでバリエーションを拡大している。

50周年記念モデル「メイフェア」。ボディーとインテリアのカラーはメイフェア専用。メイフェアもカムデンもロンドンの地区の名前。メイフェアというモデルはオリジナル・ミニにもあった
こちらは「カムデン」。これも専用色。メイフェア、カムデンともに日本でも発売される予定
メイフェア、カムデンともに50周年記念バッジをフロントに付けているが、どちらも後付けできそうなところが気になる
電気自動車のMINI E。後席はバッテリー室になっているので、2シーター

(編集部:田中真一郎)
2009年 9月 17日