【2011フランクフルトショー】 スズキは欧州版の新型「スイフトスポーツ」を公開 トランスミッションは6速MTを採用 |
スズキは、フランクフルト・モーターショーで欧州仕様の「スイフトスポーツ」を初公開した。
昨年9月に発売が始まった、3代目スイフトに待望のスイフトスポーツが追加されることになる。欧州モデルは国内仕様とは異なる3ドアバージョン。国内仕様の5ドアモデルは東京モーターショーでの公開が予想される。
デザインはジュネーブショーで公開した「S-CONCEPT」の大部分を踏襲している。ただ、ワイドフェンダーがなくなったほか、大型リアスポイラーは形状を変更した。インテリアでもレカロシートがなくなったり、ダッシュボードやドアパネルの装飾が変わったりしているのが分かる。
ハンドリング性能は、スイフトスポーツらしくノーマルよりも大幅に引き上げられていて、特にトーションバーやブッシュ、ホイールベアリングを見直し、ハイスピード域でのリアまわりの剛性をアップしたと言う。
エンジンは先代と同じ直列4気筒1.6リッター「M16A」だが、最高出力は100kW/6900rpm、最大トルクは16.0Nm/4400rpmと、約10%パワーアップした。それでいて燃費性能は6.4L/100km、CO2排出量147g/kmと、こちらも約10%の性能向上を果たしている。
燃費向上に貢献しているのはエンジンだけではなく、新たに採用された6速MTによるところも大きく、M16Aエンジンのパフォーマンスを引き出すために最適なギア比を組んだミッションは、エンジン回転数を低く保った高速クルージングも可能としている。
欧州仕様の新型スイフトスポーツ |
一方、1.2リッターのノーマルグレードをスイフトスポーツルックにできる「X-ITE(エキサイト)」も展示されていた。
エクステリアではフロント、サイド、リアのエアロパーツとホイール、サイドデカール、インテリアではシフトノブ、キッキングプレート、フロアマットが専用品となる。
フロントバンパーのべゼルやマフラーが片側出しのため、リアバンパーのディフューザー形状は異なるものの、それ以外は限りなくスイフトスポーツルックを手に入れられる。カラーはホワイト、レッド、ブラックに対応する。
ノーマルグレードをスイフトスポーツルックにできるスイフト「X-ITE」。ボディーサイドにはデカールが入る | ||
シフトノブはカーボン調で「X-ITE」のロゴを配備する | メーターは純正のまま | キッキングプレートにも「X-ITE」ロゴが入る |
そのほか会場には1.0リッターエンジンのアルトも展示されていた |
(真鍋裕行)
2011年 9月 20日