【2月10日】 【2月9日】 【2月8日】 |
トヨタはデトロイトショー会場で、ハイブリッドカー「プリウス」の新型を発表した。日本では5月中旬に発売され、米国がそれに続く。 1997年に登場した初代から数えて3代目となるプリウス。外観は2代目のキープコンセプトで、ランプ類の形状などディテールに違いはあるものの、「弧を描くルーフを持ったワンモーションフォルムの5ドアハッチバック」というフォルムを継承している。Cd値は0.25で、2代目の0.26から改善された。 サイズは4460×1745×1490mm(全長×全幅×全高)。2代目の4445×1725×1490mmから若干大型化された。ホイールベースは2700mmで変わらない。 重量は明らかにされていないが、2代目の1260〜1280kgよりも50kgほど重くなっているとのこと。NVHを改善したことなどが重量増の理由と言う。
ハイブリッドシステムは「THS II」。名称は2代目と同じだが、パワートレーンの90%は新たに開発されており、取得した特許は2代目の370件から1000件へと、3倍近く増えている。 排気熱再循環システム、小型軽量なインバーター、改良されたコントローラーなど、レクサスRXや同HS250hにも採用されている技術を搭載することで、より効率を高めている。モーターだけで走行するEVモードのほか、パワーモードとエコモードを選択できる。 エンジンは1.8リッターの2ZR-FXEに変更された。名称が示すとおりアトキンソンサイクルのガソリンエンジンで、最高出力は73kW(98hp)、最大トルクは142Nm。電気モーターの最高出力は60kW(80hp)、最大トルクは207Nmで、システム全体の最高出力は100kW(134hp)となる。これにより、0-60mph加速は9.8秒(ターゲット値)となった。 プリウスのセールスポイントである燃費の改善とともに、NVHや動力性能といった、自動車としての基本性能の改善が図られているのが3代目の特徴と言えるだろう。
新たな装備で注目されるのが、「ソーラーベンチレーションシステム」。屋根の太陽電池で駐車中もベンチレーションを動作させることで、夏でも室内の気温を下げておくもの。リモコンで車外からエアコンを動作させることもでき、あわせてエンジン始動時のエアコン負荷を減らし、燃費改善につなげる。 またステアリングホイールに設けられたスイッチをタッチセンサー化し、センターメーターに指の触れている位置を表示することで視線移動を減らす「タッチトレーサーディスプレイ」も新たに採用された。なお、バッテリーやエンジン、モーターのエネルギーの流れを表示する「エネルギーモニター」は、カーナビのディスプレイからマルチインフォメーションディスプレイに移された。 このほか、レーダー式のプリクラッシュセーフティシステムやレーンアシスト、パーキングアシストなどの安全運転支援機能を装備するほか、米国では盗難車両の発見や救難通信を可能にする「Safety Connect」を装備する。
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(編集部:田中真一郎)
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