【2010ジュネーブショー
ボルボ「S60」ついにデビュー

歩行者検知機能付きの4ドアクーペ

3月2日~14日(現地時間)
スイス ジュネーブ
GENEVA PALEXPO



 ボルボはアッパーミドルサルーン「S60」の新型をワールドプレミアした。初年度で9万台の出荷を見込む戦略車種で、夏にはデリバリーが開始される。

 S60のスタイリングテーマは「4ドアクーペ」。ルーフはセンターピラー部から後方へなだらかに下がり、4ドアセダンながらファストバッククーペ風のフォルムを持つ。全体に前傾したウェッジシェイプや、“切れ長”のヘッドライトクラスターがよりクーペらしい印象を強めている。

 技術的なトピックスは、「ペデストリアン・ディテクション」(歩行者検知機能付きフルオートブレーキ)。詳細は関連記事を参照してほしいが、低速走行時に前走車を検出して、衝突しそうなときにブレーキをかける「シティ・セーフティ」が進化したもので、クルマだけでなく歩行者を検出し、歩行者にぶつかりそうなときは自動でフルブレーキをかける。

“質実剛健”“四角いハコ”のイメージを、時間をかけて徐々に変えてきたボルボが、ついに享楽的な4ドアクーペに到達。リアシートへの出入りが若干しにくくなったが、このカッコよさはたしかに魅力的
プレスカンファレンスで流された、ペデストリアン・ディテクションのデモムービー。視界の悪い雨の日に、飲み物片手にお気楽運転を決め込んでいても、クルマが歩行者を検知し、フルオートブレーキで飛び出した歩行者を保護する
フロントウインドー上部のカメラとグリル内のレーダーで歩行者を検知するサイドミラーのカメラで後方から接近する追い抜き車両を検知し、ミラーの脇のインジケーターを光らせて警告する「BLIS」も搭載。4ドアクーペになったからといって、安全への対策は怠らない
3リッター直列6気筒から1.6リッター4気筒ターボまで、各種エンジンをラインアップ初年度9万台の出荷が目標S60のドライバーズシートに収まるボルボのステファン・オデルCEO
同社独自の「フローティング・センタースタック」を備える室内
トランクには後席シートバックを倒すレバーが手前にある直列6気筒エンジン

(編集部:田中真一郎)
2010年 3月 5日