【2010パリショー】シトロエン、新型「C4」からWRCマシンまで矢継ぎ早に発表 電気自動車のコンセプトカー「サーボルト」やi-MiEVのOEMモデル「C-ZERO」も展示 |
地元開催に意気が上がるシトロエンは、同社の主力モデル「C4」の新型をはじめ、DS3ベースのWRCマシン「DS3 WRC」や、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「サーボルト」、アパレルメーカー「ラコステ」とのコラボレーションモデルなど、多岐にわたるジャンルのモデルを発表・出展した。
5ドアハッチバックサルーンの新型C4は、ダイナミックな形状のヘッドライトに随所にちりばめられたクロームアクセント、新デザインのアルミホイールなどを採用し、プレミアム感を高めてきた。ボディーサイズは4330×1790×1490mm(全長×全幅×全高)となり、現行C4よりも少しだけボリュームアップする。
インテリアはソフトタッチのインストゥルメントパネルが与えられたほか、メーターパネルはアナログとデジタルが融合したデザインとなり、メーター内のカラーをホワイトやブルーに変更できる。前席にマッサージ機能を装備したモデルもラインアップする。
一部モデルはアイドリングストップ機構とエネルギー回生機構を備える「e-HDiマイクロハイブリッド技術」を搭載し、CO2排出量は109g/kmに抑えられる。
現行モデルより50mm長く、20mm広く、30mm高くなる新型C4 |
プレスカンファレンスではWRCマシン「DS3 WRC」の発表も行われた。詳細は関連記事に詳しいが、これまで使われてきたC4 WRCに替わるマシンで、直列4気筒DOHC16バルブ 1.6リッターターボエンジンを搭載し、最高出力300HP/6000rpm、最大トルク350Nm/3250rpmを発生する。
DS3 WRC |
そのほか、広大な面積を持つシトロエンブースには、ジュネーブショーとは異なるカラーリングが施された電気自動車のコンセプトカー「サーボルト」「リボルト」や、三菱自動車工業「i-MiEV」のOEMモデル「C-ZERO」も展示され、電気自動車に注力していることもアピールしていた。
サーボルト |
C-ZERO | リボルト |
ユニークなコンセプトカーとしては、アパレルメーカー「ラコステ」とのコラボレーションモデル「シトロエン・ラコステ・コンセプトカー」も展示された。
このコンセプトカーは自動車、ファッション、スポーツをキーワードに開発されたもので、自動車の未来を探求し、先取りした形だと言う。いかにもアウトドアに活用できそうなボディーには、ラコステのマークがちりばめられている。
シトロエン・ラコステ・コンセプトカー | ||
DS3 | C5 | |
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(編集部:小林 隆)
2010年 10月 4日