2012 SEMA SHOW
アメリカでも大注目の86&BRZ

60台以上のメーカー、ショップデモカーが勢ぞろい

会期:10月30日~11月2日
場所:LAS VEGAS CONVENTION CENTER



 今年のSEMAショーのハイライトとなるベースカーを1台挙げるとすると、誰もが間違いなく「FR-S(日本名:86)」「BRZ」と言うはず。それだけ、圧倒的な台数が会場に飾られていた。

 チューニングやカスタマイズメーカーが展示されたセントラルホールや、ホイール、タイヤメーカーが揃ったサウスホールを見渡してみても、FR-SとBRZをデモカーとして導入しているメーカーが圧倒的に多い。

 R35 GT-RやフェアレディZ、CR-Zなど、これでまでもデビューと同時にカスタマイズベースとして注目され話題になったマシンはあるが、今回のFR-S&BRZは桁が違っていた。それだけ、パーツメーカーやチューニングショップともにFR-S&BRZの潜在能力や、これからの可能性を感じているのだろう。

 FR-Sを販売しているサイオンブースにも8台のチューニングマシンが飾られていたが、それらを含めて会場全体には60台以上のデモカーが出揃っていた。そこで今回は、パーツメーカー、ホイール、タイヤメーカー、チューニングショップなどが展示していた両車両のデモカーを一挙に公開したい。

パーツメーカー

AEM

AEMがプロデュースしたエアインテーク、エキゾースト、タワーバー、ECU、データロガーを搭載したデモカー

AIRAID

吸排気系のパーツをプロデュースするAIRAIDが製作したFR-S。アクティブなFR-Sユーザーへの提案として、ルーフにはロードレーサーとスノーボードを搭載している

AIRLIFT

AIRLIFTのエアサスペンションをセットしたFR-S。iPadやiPhoneがコントローラーになり車高を自在に調整できる

AIRREX

台湾のエアサスペンションメーカー「AIRREX」のデモカー。デジタルモニターで車高を調整できるAIRREXを装着している

AVO TURBO WORLD

国内でもパーツ販売を行っているAVO TURBO WORLD。オリジナルのターボキットを装備したFR-Sになる

BC RACING

サスペンションメーカーBC RACINGが製作したデモカー。同社のダンパーはフォーミュラドリフトなどでも多くの参加者が使用している

BEAT SONIC

ルーフのラジオアンテナをカスタマイズするBEAT SONIC。ドルフィン型のルーフアンテナとともにオーディオもカスタマイズされている

CUSCO USA

駆動系や補強パーツを得意とするキャロッセの米国法人。左ハンドルのFR-Sだが、国内で販売される86のパーツが各部にそのまま使えるそうだ

DC SPORTS

国産車のチューニングパーツを幅広く販売しているDC SPORTS。排気系と剛性パーツがFR-S用にラインアップされている

Eibach

スプリングやショックアブソーバーをラインアップするEibach。車高は同社のプロキットによりローダウンしている

EXEDY

ターボチャージャーを装着したエクセディのデモカーは、最高出力550HPまでパワーアップ。エンジンパワーを受け止めるクラッチはプロトタイプのツインプレート

GARAGE FR-S

オンラインサイトGARAGE FR-Sがプロデュースしたデモカー。フェイズ2のこのマシンは、HKSのスーパーチャージャーやGReddyのボディーキットを装着

H&R

サスペンションパーツを製作するH&Rが製作したFR-S。Perrinブランドの吸排気や補剛などの新作パーツをセットしている

HOTCHKIS

タワーバーやスタビライザー、リンク、スプリングなどを製作しているHOTCHKIS。トランクルームを左右につなぐ補強パーツもリリースする

ingen Technologies

吸排気パーツなどをプロデュースしているingen Technoligies。チタンテールのオリジナルマフラーなどを装備している

ISC SUSPENSION

サスペンションやブレーキキットをリリースしているISC SUSPENSION。デモカーには同社のショックアブソーバーN1をセットする

JDM SPORT

ブレーキローターやサスペンションなどをラインアップするJDM SPORT。FR-Sには同社のサスペンションキットを装備

KW

WTCCなどでも装着されているサスペンションブランドKW。レースフィールドの技術を使った本格派のサスペンションをセットする

LUXMOTION

ボディーキットを製作するLUXMOTION。FR-S用は、フロント、サイド、リア、オーバーフェンダーで、リアは100mm程ワイド化されている

MOTUL

国内でも愛用者の多いオイルメーカー「MOTUL」。エンジンはCrawford製のターボキットを装着。エンジン内部パーツも変更されている

PIONEER

パイオニアのデモカーは、トヨタ車のカスタマイズを得意とするFIVE axisが担当。AVH-X 5500BHSなどがインストールされている

PPE ENGINEERING

吸排気系パーツをプロデュースしているPPE ENGINEERING。デモカーのFR-Sには、カーボン製のインダクションボックスを装備

PRESTIGE AUTO

ボディーコーティングや板金などを行っているPRESTIGE AUTOのデモカー。内外装ともに同社の磨き上げにより美しい輝きを見せる

PROJECTμ

ブレーキメーカープロジェクトμカラーにコーティングされたデモカー。フロントには4ピストンのレーシングキャリパーを装着

SEIBON

カーボンパーツで有名なSEIBONは、FR-SとBRZの2台を展示。フロント、サイド、リア以外にBRZはルーフもカーボン製に変更されている

SHINING MONKY

撥水コート剤やポリマー剤などを販売するSHINING MONKYのデモカー

TAKATA

シートベルトメーカーTAKATAのカラーリングが施されたFR-S。ホイールはウェッズ製の18インチをセットしている

TOMS

SUPER GTやフォーミュラ・ニッポンなどで活躍するトムス。デモカーのFR-Sには、リップスポイラーやマフラーなどがセットされる

TORCO

レーシングオイルメーカーTORCOのデモカー。ルーフはカットされ、ドアなども新たに製作。サーキットのペースカーとして使われている

VORTECH

自社製のスーパーチャージャーをセットしたVORTECのデモカー。スーパーチャージャーによるパワーアップは注目されていて、多くのデモカーが同社のキットを装着している

WHITE LINE

リンクやブッシュ、スタビライザーなどを製作しているWHITE LINE。デモカーにはグリップ力を高めるサスペンションパーツが装備される

WILWOOD

ブレーキメーカーWILWOODのデモカー。19インチのホイール内には4ピストンのブレーキキャリパーとローターがセットされている

ホイール&タイヤメーカー

2CRAVE

ボディーカラーに合わせてマットカラーのホイールを履く2CRAVEのデモカー。シンプルな7本スポークホイールは19インチとなる

ACHILLES

インドネシアのタイヤメーカー「ACHILLES」のデモカー。123Sというハイグリップタイヤを装着。サイズは235/40 R18

ENKEI

ホイールメーカーENKEIが展示していたFR-S。装着していたメッシュタイプのホイールは18インチで、タイヤサイズが235/40 R18

FORGSTAR

ディープリムのホイールを履くFORGSTARのデモカー。オーバーフェンダーに合わせてフロント255、リア265サイズのタイヤをセット

HD WHEEL

HD WHEELのメッシュタイプを装着したデモカー。タイヤサイズは225/40 R18となる

KONING

ツインスポークのスポーツホイールを装着するKONINGのFR-S。ホイールサイズは19インチで、セットしたタイヤは225/35 R19

NICHE WHEEL

ローターやキャリパーが目立つシンプルなスポークホイールを履くFR-S。ホイールは19インチで、タイヤは225/35 R18。ホイールは左右で異なるデザインを装着

RAYS

F1にもホイールを供給するRAYS。デモカーのFR-Sはオーバーフェンダー化し、265/35 R19サイズのタイヤをセット

TOYO

Proxes T1スポーツの245/35 R18を装着したトーヨータイヤのデモカー。ホイールはRAYSのTE37SLでサイズは18×9.5J

XXR WHEELS

スポーティな5本スポークのホイールを履いたXXR WHEELSのデモカー。セットされたタイヤはフロント、リアとも225/40 R18となる

その他フォトギャラリー

(真鍋裕行)
2012年 11月 14日