【2012 SEMA SHOW】 アメリカでも大注目の86&BRZ 60台以上のメーカー、ショップデモカーが勢ぞろい |
今年のSEMAショーのハイライトとなるベースカーを1台挙げるとすると、誰もが間違いなく「FR-S(日本名:86)」「BRZ」と言うはず。それだけ、圧倒的な台数が会場に飾られていた。
チューニングやカスタマイズメーカーが展示されたセントラルホールや、ホイール、タイヤメーカーが揃ったサウスホールを見渡してみても、FR-SとBRZをデモカーとして導入しているメーカーが圧倒的に多い。
R35 GT-RやフェアレディZ、CR-Zなど、これでまでもデビューと同時にカスタマイズベースとして注目され話題になったマシンはあるが、今回のFR-S&BRZは桁が違っていた。それだけ、パーツメーカーやチューニングショップともにFR-S&BRZの潜在能力や、これからの可能性を感じているのだろう。
FR-Sを販売しているサイオンブースにも8台のチューニングマシンが飾られていたが、それらを含めて会場全体には60台以上のデモカーが出揃っていた。そこで今回は、パーツメーカー、ホイール、タイヤメーカー、チューニングショップなどが展示していた両車両のデモカーを一挙に公開したい。
■パーツメーカー
●AEM
AEMがプロデュースしたエアインテーク、エキゾースト、タワーバー、ECU、データロガーを搭載したデモカー |
●AIRAID
吸排気系のパーツをプロデュースするAIRAIDが製作したFR-S。アクティブなFR-Sユーザーへの提案として、ルーフにはロードレーサーとスノーボードを搭載している |
●AIRLIFT
AIRLIFTのエアサスペンションをセットしたFR-S。iPadやiPhoneがコントローラーになり車高を自在に調整できる |
●AIRREX
台湾のエアサスペンションメーカー「AIRREX」のデモカー。デジタルモニターで車高を調整できるAIRREXを装着している |
●AVO TURBO WORLD
国内でもパーツ販売を行っているAVO TURBO WORLD。オリジナルのターボキットを装備したFR-Sになる |
●BC RACING
サスペンションメーカーBC RACINGが製作したデモカー。同社のダンパーはフォーミュラドリフトなどでも多くの参加者が使用している |
●BEAT SONIC
ルーフのラジオアンテナをカスタマイズするBEAT SONIC。ドルフィン型のルーフアンテナとともにオーディオもカスタマイズされている |
●CUSCO USA
駆動系や補強パーツを得意とするキャロッセの米国法人。左ハンドルのFR-Sだが、国内で販売される86のパーツが各部にそのまま使えるそうだ |
●DC SPORTS
国産車のチューニングパーツを幅広く販売しているDC SPORTS。排気系と剛性パーツがFR-S用にラインアップされている |
●Eibach
スプリングやショックアブソーバーをラインアップするEibach。車高は同社のプロキットによりローダウンしている |
●EXEDY
ターボチャージャーを装着したエクセディのデモカーは、最高出力550HPまでパワーアップ。エンジンパワーを受け止めるクラッチはプロトタイプのツインプレート |
●GARAGE FR-S
オンラインサイトGARAGE FR-Sがプロデュースしたデモカー。フェイズ2のこのマシンは、HKSのスーパーチャージャーやGReddyのボディーキットを装着 |
●H&R
サスペンションパーツを製作するH&Rが製作したFR-S。Perrinブランドの吸排気や補剛などの新作パーツをセットしている |
●HOTCHKIS
タワーバーやスタビライザー、リンク、スプリングなどを製作しているHOTCHKIS。トランクルームを左右につなぐ補強パーツもリリースする |
●ingen Technologies
吸排気パーツなどをプロデュースしているingen Technoligies。チタンテールのオリジナルマフラーなどを装備している |
●ISC SUSPENSION
サスペンションやブレーキキットをリリースしているISC SUSPENSION。デモカーには同社のショックアブソーバーN1をセットする |
●JDM SPORT
ブレーキローターやサスペンションなどをラインアップするJDM SPORT。FR-Sには同社のサスペンションキットを装備 |
●KW
WTCCなどでも装着されているサスペンションブランドKW。レースフィールドの技術を使った本格派のサスペンションをセットする |
●LUXMOTION
ボディーキットを製作するLUXMOTION。FR-S用は、フロント、サイド、リア、オーバーフェンダーで、リアは100mm程ワイド化されている |
●MOTUL
国内でも愛用者の多いオイルメーカー「MOTUL」。エンジンはCrawford製のターボキットを装着。エンジン内部パーツも変更されている |
●PIONEER
パイオニアのデモカーは、トヨタ車のカスタマイズを得意とするFIVE axisが担当。AVH-X 5500BHSなどがインストールされている |
●PPE ENGINEERING
吸排気系パーツをプロデュースしているPPE ENGINEERING。デモカーのFR-Sには、カーボン製のインダクションボックスを装備 |
●PRESTIGE AUTO
ボディーコーティングや板金などを行っているPRESTIGE AUTOのデモカー。内外装ともに同社の磨き上げにより美しい輝きを見せる |
●PROJECTμ
ブレーキメーカープロジェクトμカラーにコーティングされたデモカー。フロントには4ピストンのレーシングキャリパーを装着 |
●SEIBON
カーボンパーツで有名なSEIBONは、FR-SとBRZの2台を展示。フロント、サイド、リア以外にBRZはルーフもカーボン製に変更されている |
●SHINING MONKY
撥水コート剤やポリマー剤などを販売するSHINING MONKYのデモカー |
●TAKATA
シートベルトメーカーTAKATAのカラーリングが施されたFR-S。ホイールはウェッズ製の18インチをセットしている |
●TOMS
SUPER GTやフォーミュラ・ニッポンなどで活躍するトムス。デモカーのFR-Sには、リップスポイラーやマフラーなどがセットされる |
●TORCO
レーシングオイルメーカーTORCOのデモカー。ルーフはカットされ、ドアなども新たに製作。サーキットのペースカーとして使われている |
●VORTECH
自社製のスーパーチャージャーをセットしたVORTECのデモカー。スーパーチャージャーによるパワーアップは注目されていて、多くのデモカーが同社のキットを装着している |
●WHITE LINE
リンクやブッシュ、スタビライザーなどを製作しているWHITE LINE。デモカーにはグリップ力を高めるサスペンションパーツが装備される |
●WILWOOD
ブレーキメーカーWILWOODのデモカー。19インチのホイール内には4ピストンのブレーキキャリパーとローターがセットされている |
■ホイール&タイヤメーカー
●2CRAVE
ボディーカラーに合わせてマットカラーのホイールを履く2CRAVEのデモカー。シンプルな7本スポークホイールは19インチとなる |
●ACHILLES
インドネシアのタイヤメーカー「ACHILLES」のデモカー。123Sというハイグリップタイヤを装着。サイズは235/40 R18 |
●ENKEI
ホイールメーカーENKEIが展示していたFR-S。装着していたメッシュタイプのホイールは18インチで、タイヤサイズが235/40 R18 |
●FORGSTAR
ディープリムのホイールを履くFORGSTARのデモカー。オーバーフェンダーに合わせてフロント255、リア265サイズのタイヤをセット |
●HD WHEEL
HD WHEELのメッシュタイプを装着したデモカー。タイヤサイズは225/40 R18となる |
●KONING
ツインスポークのスポーツホイールを装着するKONINGのFR-S。ホイールサイズは19インチで、セットしたタイヤは225/35 R19 |
●NICHE WHEEL
ローターやキャリパーが目立つシンプルなスポークホイールを履くFR-S。ホイールは19インチで、タイヤは225/35 R18。ホイールは左右で異なるデザインを装着 |
●RAYS
F1にもホイールを供給するRAYS。デモカーのFR-Sはオーバーフェンダー化し、265/35 R19サイズのタイヤをセット |
●TOYO
Proxes T1スポーツの245/35 R18を装着したトーヨータイヤのデモカー。ホイールはRAYSのTE37SLでサイズは18×9.5J |
●XXR WHEELS
スポーティな5本スポークのホイールを履いたXXR WHEELSのデモカー。セットされたタイヤはフロント、リアとも225/40 R18となる |
■その他フォトギャラリー
(真鍋裕行)
2012年 11月 14日