オート上海2013
ポルシェ、PHV「パナメーラSeハイブリッド」をワールドプレミア
パラレル式フルハイブリッドシステムを装備したV6 3リッターエンジン搭載
(2013/4/27 09:59)
2009年の上海モーターショーでワールドプレミアされたのが、ポルシェ初のグランツーリスモとなる「パナメーラ」だった。大柄なボディーが好まれる中国市場にパナメーラはマッチしていて、2012年に販売されたパナメーラのうち1/3は中国で購入されたものだったと言う。それだけパナメーラと中国の親和性が高いこともあり、今回も2つの新たなモデルが初公開された。
まず1台目となるのはラグジュアリーセグメントでは初のプラグインハイブリッド(PHV)となる「パナメーラSeハイブリッド」。
パラレル式フルハイブリッドシステムを装備したV型6気筒 3.0リッターエンジンは、システム出力416PSを発生し、0-100km/h加速が5.5秒、最高速270km/hというスペックを持つ。バッテリーは9.4kWhの容量を持つリチウムイオン電池をセットし、エレクトリックモードで36kmの走行が可能となる。燃費性能は新ヨーロッパ走行サイクルのNEDC表記で3.1L/100km(32.2km/L)。同クラスでは圧倒的な省燃費性を誇ることになった。
もう1台はパナメーラのエグゼクティブバージョンで、こちらは中国市場向けにホイールベースを150mm延長したモデルとなる。搭載するエンジンは新規で開発されたV型6気筒 3.0リッターツインターボ。従来のV型8気筒エンジンのダウンサイジングモデルとなり、パナメーラS、4Sなどに搭載される。V8エンジンに対して最高出力は20PS、最大トルクは20Nmアップしているにも関わらず、燃費性能は18%の向上を実現したと言う。