オート上海2013

アウディ、「A3」シリーズ初のセダンモデル発表

今夏にも欧州市場に導入

「A3」シリーズ初のセダンモデル
2013年4月20日~29日開催

中国 上海市

Shanghai New International Expo Center

 アウディが上海ショーで初公開したのは、A3シリーズ初となるセダンモデル。初代からA3は3ドアと5ドアの選択肢があったが、ボディー形状はハッチバックのみだった。だが、今回セダンが加わったことでA3シリーズもバリエーションが増えることになった。

 A3セダンのボディーサイズは4460×1800×1420mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2640mm。A3スポーツバックに対して全高は低く、全長と全幅はともに拡大されている。

 重量はアウディが得意とするアルミ部材や、軽量で高剛性なスチールを採用することで1250kgに抑えた。エンジン自体の軽量化にも取り組んでいて、4気筒モデルは100kg強程度の重量になっていると言う。

 搭載エンジンはガソリンモデルが1.4TFSIと1.8TFSI。ディーゼルモデルが2.0TDIとなっている。もっともパワフルな1.8TFSIは最高出力が180HPで、最大トルクが250Nm。0-100km/h加速が7.3秒で、最高速は235km/hをマークする。燃費性能は5.6L/100km(17.8km/L)となる。

 A3セダンは今夏にも欧州市場に導入される予定で、エントリーグレードとなる1.4TFSIの価格は約2万5000ユーロとなる。

A3セダンのボディーサイズは4460×1800×1420mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2640mm。A3スポーツバックに対して全高は低く、全長と全幅はともに拡大
スポーツモデルとなる「S3セダン」。エンジンは2.0リッター TFSIを搭載。最高出力は300HPで、最大トルクは380Nm。0-100km/h加速は5.3秒で、最高速は250km/hでリミッターが作動する

真鍋裕行

1980年生まれ。大学在学中から自動車雑誌の編集に携わり、その後チューニングやカスタマイズ誌の編集者になる。2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立。現在は、編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで、幅広くリポートしている。また、雑誌、Webサイトのプロデュースにも力を入れていて、誌面を通してクルマの「走る」「触れる」「イジる」楽しさをユーザーの側面から分かりやすく提供中。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。