東京モーターショー2013
ボルボ、次世代のボルボ車につながる「コンセプトクーペ」を日本初公開
“Rデザイン”や「V40」のバリエーション展示も実施
(2013/11/21 17:44)
ボルボのブースでは最近発表された各シリーズの“Rデザイン”を中心に、V40のバリエーションを展示。さらにコンセプトカーとして「ボルボ・コンセプトクーペ」を日本初公開した。
ブース中央に展示された「ボルボ・コンセプトクーペ」については、ボルボの商品戦略などを担当する上級副社長のLex Kerssemakers氏が「ボルボの未来」と紹介。「近い将来、新しいXC90につながるもの」とした。
デザイン担当上級副社長のThomas Ingenlath氏は「来年発表される新型SUVを見るとつがなりが分かる」と、このコンセプトカーが次期XC90のヒントになるクルマであることを示すとともに、アイアンマーク、フロントグリル、Tシェイプのデイタイムランニングライト、Cシェイプにリアライトなど、ボルボの量産車に必要なデザインが込められていることを説明した。
また、1960年代に登場した「ボルボ P1800」のデザインの特徴が取り入れられているとする一方で、「レトロとはまったく異なり、過去とリンクすることによってボルボのアイデンティティとして認知された“美”を強調した」と解説した。
このほかにプレスブリーフィングでは、Lex Kerssemakers氏から次のXC90にガソリンプラグインハイブリッドが搭載されること、日本国内にも「ドライブ-E」と呼ばれる4気筒190PSのディーゼルエンジン搭載車が導入されることなどが発表され、V60、S60クラスに搭載した場合、燃料1Lあたり21kmを走行する燃費を実現する見込みだと言う。
また、ボルボブースでは展示車両の前に横断歩道を設置。セーフティパッケージ装着車がクルマの前を人間が横切ったときに検知する様子が分かるようにした。来場者がクルマの前に立つと装着車の上に設置したディスプレイに自分の姿が映し出され、装備が実際にどうやって人間を確認しているのかチェックできるようになっている。