東京オートサロン2015
ブリヂストン、ヨコハマタイヤ、ダンロップなど、スポーツタイヤを中心に展示
ファルケンが独立ブースを久々に出展
(2015/1/10 21:56)
- 2015年1月9日~11日開催
- 幕張メッセ 国際展示場ホール1~11/イベントホール
カスタムカーの祭典ということもあり、2015年のオートサロンも多くのタイヤメーカーが出展している。その中から、大手メーカーのブースをまとめて紹介する。2014年に引き続き、今年も各メーカーはスポーツタイヤを中心に出品していた。
ブリヂストン(西ホール3)
ブリヂストンはモータースポーツの楽しさや「走る歓び」をアピールする構成。2014年12月8日に発表された「POTENZA RE-71R」を中心とした展示となっていた。また、会場発表として「POTENZA Adrenalin RE003」が登場。15インチ~20インチの32サイズで3月発売予定、スポーツカー、セダン、ミニバン用がラインアップされる。
展示車両はトヨタ「86」など4台、他にもSUPER GTで実際に使用されたタイヤや、ステージでのトークショー、歴代ポテンザを展示した「ポテンザヒストリー」、タイヤになった感覚が味わえる「RUN&STOP体験コーナー」などもあり、楽しめるブースとなっている。
ヨコハマタイヤ(西ホール2)
ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)は、タイヤとしての新製品展示はトヨタ86用などの「ADVAN A08B」のインチアップ製品「285/35ZR20 100Y」に留まったが、ゴム系材料メーカーとして面白い展示が行われていた。それはなんと「ガラス用高剛性接着剤」だ。
クルマでは一般的にフロントおよびリアウィンドウを接着するのにゴム系接着剤が使用されるが、その新製品を参考出品していた。これは、従来の接着剤から新製品に変えるだけでボディーの応答性とねじり剛性がともに約40%も向上するというもの。実際の効果としてレーシングドライバー織戸学氏は「リア付近の剛性が上がり、ボディーのしなりが減少してリアが粘るようになった」と、また同じく谷口信輝氏は「低速で少し走っただけでも、足まわりの動きがスムーズになったと感じる。リアの剛性が増しグリップが上がった」と語っているとのことだ。実際に筆者も触ってみたが、従来の接着と比べると接合部分が堅くなっており、接合したパーツのブレが小さいのが実感できた。2016年にはこの接着材を使った車両が登場する見込み。
トーヨータイヤ(西ホール1)
トーヨータイヤ(東洋ゴム工業)は1月7日に発表したSUV専用低燃費タイヤ「PROXES CF2 SUV」(詳細はhttp://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150107_682829.htmlを参照)を含む「PROXES」シリーズを中心にした展示。ステージではダンスパフォーマンスやイメージ映像による演出など『魅せる』ブースがコンセプトに。
グッドイヤー(中ホール4)
グッドイヤーは「HYBRID SHOWTIME 」をテーマに、2014年9月に発売した「EfficientGrip Performance」と同じシリーズとなる、「EfficientGrip ECO EG0」と「EfficientGrip SUV HP01」を発表。タイヤメーカーとしては、ほかにないエコとハイブリッドを前面にアピールしていた。そのほか、キャンペーンガールや同社レースクイーン「グッドイヤーエンジェル」、声優の村井理沙子さん、小松真奈さんのステージ・ショーが行われた。特に声優のショーでは声色を瞬時に2つ使い分けながらEfficientGripシリーズの製品紹介が行われ、普通の製品紹介にはない面白いステージとなった。
ダンロップ(中ホール4)
ダンロップ(住友ゴム工業)は新製品の発表は特になかったが、「DUNLOPダンロップ ULTIMATEアルティメット STATIONステーション」をコンセプトに、フラッグシップタイヤ「SP SPORT MAXX」とハイグリップスポーツタイヤ「DIREZZA ZII★」の2つを展示していた。