2015ジュネーブショー
スズキ、コンパクトカー「iK-2」を世界初公開、市販車を2016年からグローバル展開
Aセグメントに属するマイルドハイブリッド搭載のSUV「iM-4」もデビュー
(2015/3/6 20:23)
- 2015年3月5日~15日(現地時間)
- スイス ジュネーブ
- GENEVA PALEXPO
スズキは、ジュネーブモーターショーで次世代のシャシーやエンジン、ハイブリッド技術を導入した2台のコンセプトカーを初公開した。
1つは、Aセグメントに属するクロスオーバーとして新たなカテゴリーを創造することになる「iM-4」。“インスピレーションを形にする”というテーマで、外装のデザインは「エスクード」や「スイフト」、初代「セルボ」、「フロンテクーペ」などのデザインをオマージュしている。搭載されるエンジンは1.2リッターデュアルジェットエンジンで、駆動システムはスズキ独自の4WD。環境性能と走破性を兼ね備えたコンパクトクロスオーバーとなる。
一方の「iK-2」は、欧州メーカーのBセグメントモデルに対抗するボディーサイズに仕立てたモデル。スイフトよりはひとまわり大きいボディーサイズで、リアシートの足下やラゲッジスペースなどが拡大され、ユーティリティの向上が見込める。デザインのテーマとして掲げられているのは、「リキッドフロー」と呼ばれる液体が流れているような流麗なスタイル。エクステリアではサイドパネルにデザインテーマが現れていて、今回は公開されていないが内装にも採用しているという。iK-2のエンジンは1.0リッター直噴ターボガソリンエンジン「BOOSTERJET」を搭載する。
両モデルともにスズキが新型「アルト」から導入を進めている、軽量で高剛性のプラットフォームのAセグメント版とBセグメント版を採用する。どちらもコンセプトカーとなるが、iK-2に関しては2016年に発売が始まり、グローバル展開することがアナウンスされている。