東京モーターショー2015

アルファ ロメオのオープンスポーツモデル「4C スパイダー」を日本初公開したFCAジャパン

「アルファ ロメオ」「フィアット」「アバルト」「ジープ」の4ブランドを出展

2015年10月30日~11月8日一般公開

 FCAジャパンは、東京モーターショー2015に「アルファ ロメオ」「フィアット」「アバルト」「ジープ」の4ブランドのブースを出展するとともに、11月21日より発売するアルファ ロメオ「4C」のオープントップモデル「4C スパイダー」を日本初公開した。4C スパイダーの価格は861万8400円。

アルファ ロメオ 4C スパイダー

 4C スパイダーは、最高出力177kW(240PS)/6000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/2100-4000rpmを発生する直列4気筒 DOHC 1.8リッター直噴ターボエンジンを搭載し、6速DCT「Alfa TCT」を組み合わせる。

 製造はイタリアのマセラティ工場で行われ、最新のカーボンファイバー製モノコックシャーシとオールアルミニウムエンジンなどの採用で、車両重量(日本仕様)は1060kg。パワーウェイトレシオは4.4kg/psとなり、0-100km/h加速は4.5秒を実現する。

フィアット グループ オートモービルズ ジャパン代表取締役社長のポンタス へグストロム氏

 10月28日のプレスカンファレンスでは、フィアット グループ オートモービルズ ジャパン 代表取締役社長のポンタス へグストロム氏が登場した。へグストロム氏は「4C スパイダーのオープンエアーパフォーマンスとミッドエンジンのプロポーションは、機能的なイタリアデザインの源流を汲んだもの。新デザインのヘッドライトを採用し、リアのアウターパネルは再デザインされ、非常に特別感のあるエレガントな見た目を提供します」と、4C スパイダーの特徴を示した。

 加えて、「イタリアのモデナで生産される4C スパイダーは、アルファ ロメオのエンジニアリングパフォーマンスとマセラティのクラフトマンシップを融合したものといえるでしょう。日本はアルファ ロメオファンの多い国で知られますが、実際に4Cの販売台数でも日本は、イタリア、アメリカ、ドイツに次ぐ4位となる市場で、誇らしく思います」と述べた。

 同プレゼンテーションでは、フィアットグループとクライスラーグループが日本における共業を始めた2009年からの歴史が語られ、2009年時にグループトータルで年間8000台規模のビジネスだったものが、毎年記録を塗り替えて2015年は2万台に迫る勢いであることを紹介。へグストロム氏は「2009年と比べると2.5倍。これは、魅力的な商品を提供してきた結果であるとともに、ブランド認知度の向上やサービス拠点の増加によるもの」との考えを述べた。

 また、今回の東京モーターショーの出展に関して、へグストロム氏は「FCAジャパンの誕生を祝うとともに、さらなる成長を目指し戦略的な施策を示すため、私たちは8年ぶりに東京モーターショーに出展することになりました。輸入車ブランドの最大手の1社として参加できて大変うれしく思う」と感想を語った。

アルファ ロメオブース

 アルファ ロメオブースでは、日本初公開となる「4C スパイダー」のほか、「ジュリエッタ」を展示していた。

フィアットブース

 フィアットブースには「500」のオープンモデル「500C」、クロスオーバーモデル「500X」が展示されていた。

クロスオーバーモデル「500X」
「500」のオープンモデル「500C」

アバルトブース

 アバルトブースは「595 ツーリズモ」とアバルト史上最速のモデル「695 ビポスト」が展示されていた。

アバルトブースは「595 ツーリズモ」とアバルト史上最速のモデル「695 ビポスト」が展示されていた。
アバルト史上最速のモデル「695 ビポスト」

ジープブース

 ジープブースにはオフロードモデルの「ラングラー」、スモールSUVの「レネゲード」が展示されていた。

「ラングラー」
スモールSUVの「レネゲード」

編集部:椿山和雄