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アバルト、パワーウェイトレシオ5.2kg/HPの史上最速モデル「695 ビポスト」

フルスペック仕様に、レース用「ドグリングトランスミッション」を採用

2015年9月1日発売

標準仕様:594万4000円

フルスペック仕様:845万6400円

 FCAジャパンは、アバルト史上最速のモデル「アバルト 695 ビポスト」を、9月1日より発売する。価格は標準仕様が594万4000円、フルスペック仕様が845万6400円。

「アバルト 695 ビポスト」は、アバルトのレーシング部門が販売するレース専用モデル「Abarth 695 Assetto Corse」の公道版との位置付けで、乗車定員2名の2シーターモデル。車重の軽量化を追及し車両重量1060kg(乾燥重量は997kg)、パワーウェイトレシオ5.2kg/HP、0-100km/h加速5.9秒を達成した。

 エンジンは、直列4気筒DOHC 1.368リッターターボエンジンを搭載、最高出力は139kW(190HP)/5750rpmを発生。

 最大トルクに関しては、標準仕様が230Nm(23.4kgm)/2000rpmで、SPORTスイッチON時には250Nm(25.5kgm)/3000rpmとなる。フルスペック仕様では250Nm(25.5kgm)/2500rpmで、SPORTスイッチON時には270Nm(27.5kgm)/2500rpmとなる。

 エンジンパフォーマンスの向上のため、大型の「フロントレーシングインタークーラー」やBMC製「カーボンエアクリーナーボックス」のほか、低回転域から高回転域までより高いパフォーマンスを発揮し、バルブの切り替えにより胸のすくエンジンサウンドを発生するAkrapovic製「デュアルステージエキゾーストシステム」などを採用。

BMC製「カーボンエアクリーナーボックス」
Akrapovic製「デュアルステージエキゾーストシステム」

 そのほか、OZ Racing製の18インチホイール、アルミエンジンフード、チタンホイールボルトなど、軽量素材を採用した。

アクセサリーとして「ポリカーボネートフロントサイドウインドー」を設定予定

 また、フルスペック仕様では、公道仕様車として世界初採用というレース用トランスミッション「ドグリングトランスミッション」を搭載。サーキット専用装備として、AIM製「データロガーMXL2」やSabelt製「4点式シートベルト」など採用し、公道走行に加えてサーキット走行にも対応した。

ドグリングトランスミッション
AIM製「データロガーMXL2」
Sabelt製「4点式シートベルト」
標準仕様フルスペック仕様
価格5,944,000円8,456,400円
車両重量1,060kg
乗車定員2名
エンジン直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
総排気量1,368cc
最高出力139kW(190HP)/5,750 rpm
最大トルク230Nm(23.4kgm)/2,000 rpm250Nm(25.5kgm)/2,500 rpm
SPORTスイッチON時の最大トルク250Nm(25.5kgm)/3,000rpm270Nm(27.5kgm)/2,500rpm
トランスミッション形式5速マニュアル(前進フルシンクロ)5速マニュアル(ドグリング、シンクロ無し)
ハンドル位置
JC08モード燃費13.5km/L14.0km/L

(編集部:椿山和雄)