ジュネーブショー 2017

【ジュネーブショー 2017】独フォルクスワーゲン、完全自動運転に向けたコンセプトカー「SEDRIC」世界初公開

大人4名が乗車できるEV

2017年3月6日(現地時間)

フォルクスワーゲン グループが発表したコンセプトカー「SEDRIC(self-driving car)」

 独フォルクスワーゲングループは3月6日(現地時間)、完全自動運転に向けたコンセプトカー「SEDRIC(self-driving car)」を発表した。

 同社がジュネーブショーの前夜祭で公開したSEDRICは、大人4名が乗車できるEV(電気自動車)で、前後の車軸の間に搭載したバッテリーパックやコンパクトな電動モーターにより平らな床面を実現。車内にはステアリングホイールやペダル類が装備されず、対面型のシートが用意される。

 同グループの最高経営責任者(CEO)マティアス・ミュラー氏は、同グループが今後数年間に自動運転や人工知能のためのコア技術に数十億ユーロを投資することを明かした。

 また、ミュラー氏は「私たちは、完全自動化された自動車が都市の生活をよりよくし、より環境にやさしく、より安全なものにすると確信しています。SEDRICは自律的な運転のためのアイデアのプラットフォームで、このコンセプトカーの多くの要素と機能は、今後数年間で当社のブランドの車両に再現されるでしょう」とコメントしている。

乗員が対面に座るインテリアを採用し、大人4名が乗車可能
コンセプトカー「SEDRIC(self-driving car)」

編集部:椿山和雄