イベントレポート

ホンダ、ワイドボディーを採用した「MUGEN Racing N-ONE Concept」を展示

さまざまなN-ONEカスタムモデルを展開

N-ONEのコンセプトモデル「MUGEN Racing N-ONE Concept」
2013年1月11日~13日開催

 本田技研工業のブースでは、さまざまな「N-ONE」のカスタムモデルを展開するとともに、SUPER GT GT300車両の「MUGEN CR-Z GT」や、ホンダにF1 2勝目をもたらした3リッターF1マシン「ホンダ RA300」(1967年)、昨年のマン島TT ゼロチャレンジクラスに参戦したオリジナルEVバイク「神電(SHINDEN)」など、多数の2輪/4輪モデルを展示。

 中でも無限が製作したN-ONEのコンセプトモデル「MUGEN Racing N-ONE Concept」は、ブース内で相当に目立っていた。

 それもそのはず、エクステリアでは前後オーバーフェンダーやサイド出しの排気管、16インチのアルミホイールにスリックタイヤ、ブレンボ製フロント4ピストン/リア2ピストンブレーキキャリパー、シーケンシャルトランスミッション、13点式ロールケージなどなど、すぐにでもレースに参戦できそうな仕様に仕上がっている。

 「日本のあたらしいベーシックカー」を目指して開発されたN-ONEは誰にでも親しみやすいデザインを有するが、オートサロンに向けレース仕様という新たな提案を行ってきた。同社のブースで必見のモデルと言えるだろう。

ワイドボディーが目を引くMUGEN Racing N-ONE Concept。反響次第ではエアロなどの製品化も可能性としてあると言う
艶消しホワイトとシルバーの2トーンカラーによる特別なカラーリングが施されたN-ONE Mdulo Style。新デザインのフロントグリルやバンパーのほか、インテリアではレカロ製シートなどを装備する
日本ネイリスト協会(JNA)とコラボレーションしたN-ONEも展示。デザインはネイリストが行ったと言う
N BOX+の用品装着車。斜めの床とアルミスロープによる「ユニバーサルブリッジ」をアピールするため、会場ではミニバイクをラゲッジスペースに収納するデモンストレーションを展開していた
オリジナルの前後アンダースポイラー、サイドステップ、前後オーバーフェンダーなどによりクロスオーバー色が強められたCR-Vのコンセプトモデル「MUGEN CR-V Design Study」。インテリアでは本革のセミバケットシートを採用するとともに、ドアトリムやダッシュボードにカーボン加飾が与えられ、上質感も高められている
NSX、ビートに続く既販車向け純正アクセサリーの第3弾に向けたスタディーモデル「S2000 Modulo “Climax”」。ボディーカラーは深みのあるキャンディーレッドを採用
F1マシン「ホンダ RA300」(1967年)
GT300車両の「MUGEN CR-Z GT」
オリジナルEVバイク「神電(SHINDEN)」

編集部:小林 隆