イベントレポート
ランボルギーニ、限定3台のスーパースポーツ「ヴェネーノ」をワールドプレミア
(2013/3/18 17:14)
今年で創立50周年を迎えるアウトモビリ・ランボルギーニ。ジュネーブモーターショーに用意したのは、その50周年を記念した世界限定3台というスペシャルモデル「Veneno(ヴェネーノ)」。
エンジンは、750PSの最高出力を発生するV型12気筒 6.5リッターを搭載しており、7速ISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)のトランスミッションを介し、4輪を駆動。0-100km/h加速はわずか2.8秒で、最高速は355km/hをマークする。
エクステリアのデザインは、レーシングカーの技術がそのまま活かされている。最適な空力特性を得るために複雑な造形となっているフロントやリアセクションを始め、フロア下でも積極的にダウンフォースを得られる設計とした。特徴的なエンジンルームからリアウイングにつながるシャークフィンは、ヨー角によってダウンフォースを高めるほか、リアセクションの安定性やブレーキングの効果を高める役割を持つ。
シャシーを始め、多くのパーツをカーボンファイバーで作ることによって大幅な軽量化を施していて、車重は1450kg。同じV12エンジンを搭載する「アヴェンタドール」に対して125kgも軽量化していることになる。
エクステリアデザインやスペック、使用する素材などすべてがスペシャルなヴェネーノは、税別で300万ユーロというプライスタグが付けられている。だが、3台はすでに購入者が決まっているそうで、市場に出回ることはないようだ。