北京モーターショー2016

トヨタ、中国に「カローラ」「レビン」のPHVモデルを2018年導入

中国産プラグインハイブリッドモデル

2016年4月24日(現地時間) 発表

ハイブリッドモデル「レビン双撃」

 トヨタ自動車は4月24日(現地時間)、2018年に「カローラ」「レビン」のPHV(プラグインハイブリッド車)を中国へ導入すると発表した。

 同社は、2016年秋から日米欧で新型「プリウスPHV」を発売予定であるが、中国においては量販車種である「カローラ」と「レビン」にPHVを設定。「次世代環境車の柱」となるPHVの販売開始で、中国においても環境車のさらなる普及を目指していくとしている。

 これまで、2015年秋に中国産ハイブリッドユニットを搭載した「カローラハイブリッド」「レビンハイブリッド」を販売しており、受注台数は累計で約4万台となっている。

 引き続きハイブリッド車の普及を推進していく一方で、中国産PHVの開発に取組み、2018年に「カローラ」「レビン」へのPHV導入を目指す。

 また、北京モーターショーの開幕前日のイベントでは、2016年内に1.2リッター直噴ターボエンジン搭載車、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」搭載車も発売を予定であることを明かし、中国で最新の環境・安全技術を採用したクルマを順次展開していくとしている。

 2016年内に発売予定の車両に搭載する1.2リッター直噴ターボエンジンは、現在、欧州や日本に展開しているもので、世界トップレベルの高熱効率を実現したという。

 衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」は、既に日米欧に展開しているもので、今後、市場環境に合わせた仕様で展開予定。中国については、2016年内発売の車両に採用していく。

プレゼンテーション

編集部:椿山和雄