日産、「エクストレイル ハイブリッド」をインドネシアに投入

　日産自動車は、インドネシアで開催の「2015年 GAIKINDO インドネシア国際オートショー(GIIAS)」で、「エクストレイル ハイブリッド」の導入を発表。ブースでは「マーチ」や「ジューク」などの車両展示のほか、電気自動車の「ESFLOW（エスフロー）」を展示して先進性をアピールした。

電気自動車の「ESFLOW（エスフロー）」を展示して先進性をアピールした

エクストレイル ハイブリッド

ガソリンモデルのエクストレイル

　プレスカンファレンスに参加した日産自動車の現地法人PT.NISSAN MOTOR DISTRIBUTOR INDONESIA の副社長 泉信吉氏は、「インドネシアにおいては、まだまだ環境対応車が売れているわけではないですが、コーポレート全体のブランドイメージと合わせて、エクストレイルのハイブリッドモデルを先行して導入します」と、狙いを話した。

マーチやジュークなどインドネシア導入モデルを展示

インドネシアで人気となる3列7人乗りのセグメントに導入している「グランド リビナ」

写真左端：プレスカンファレンスに登壇したPT.NISSAN MOTOR DISTRIBUTOR INDONESIA の副社長 泉信吉氏

　一方、ダットサンブースでは、インドネシア政府のLCGC（ローコストグリーンカー）政策に合わせた「GO」「GO＋」を展示するとともに、3列シートモデル「GO＋」の外装にエアロキットなどを装備した特別仕様車「T-スタイル」を発表。泉氏は「お客様のニーズに合わせた仕様を登場させることで、よいパフォーマンスを出していきたい」と述べた。

　インドネシア市場に関して、泉氏は「前年対比でマイナス成長となっていて市場環境は厳しいが、もちろん短期の結果でものごとを決めていくことはなく、長期的に見ればポテンシャルのある市場」と評価。

　また、泉氏は「政府が力を入れて導入したLCGCですが、本来のターゲットとしている（クルマの）初回購入者のお客様は、マーケットを見ると半分弱に近いのが現状で、実際に初回購入者の方に買ってもらうには、もうちょっと時間がかかるかもしれません。ただ、成長のポテンシャルとしては、エントリー車となるLCGCのカテゴリーは高いポテンシャルを持っていると思います」との見方を示した。

ダットサンブースでは「＋GO」のエアロパーツなどを装着した特別仕様車「T-スタイル」を発表

ブースでは若者を意識したイベントを用意してブランドをアピール