インドネシア国際モーターショー2015

三菱自動車、耐久性や走破性を高めた新型「トライトン」を初披露

2017年に新型ミニバンのインドネシア導入を予告

2015年8月20日~30日(現地時間)開催

インドネシア ジャカルタ近郊

 三菱自動車工業は、インドネシアで開催の「2015年 GAIKINDO インドネシア国際オートショー(GIIAS)」で、ピックアップトラックの新型「トライトン」を初披露。SUVモデルを多数展示して“SUVの三菱”をアピールした。

写真左から、三菱自動車工業 取締役社長 相川哲郎氏、P.T.Krama Yudha Tiga Berlian MotorsのPresident Director 石巻尚氏
炭鉱などで活躍するというピックアップトラック「トライトン」

 新型「トライトン」について、現地で販売を担当するP.T.Krama Yudha Tiga Berlian MotorsのPresident Director 石巻尚氏は「当社で販売しているピックアップトラックの7~8割が炭鉱などのビジネス用途で使われており、新型トライトンでは先代モデルより耐久性や信頼性、走破性を強化して、ビジネス用途で使いやすいモデルとしました」と、新型モデルのポイントを説明した。

新型トライトン

 会場では、プラグインハイブリッドの「アウトランダーPHEV コンセプト-S」を展示して先進性をアピールしつつ、インドネシアに導入するSUVラインアップをそろえた。

アウトランダーPHEV コンセプト-S
アウトランダースポーツ
デリカ
パジェロスポーツ

 今回の出展に関して、石巻氏は「三菱としては、新型トライトンの導入に続き、2016年はフルモデルチェンジしたパジェロスポーツをインドネシアに導入します。さらに、2017年には新しいMPVを導入します」と明かした。

 2017年に導入予定の新型MPVは、2014年開催の「The 22nd Indonesia International Motor Show」で展示したコンセプトモデル「MITSUBISHI Concept AR」の市販モデルとなり、インドネシアで売れ筋となる3列シートミニバンの投入となる。

 石巻氏は「2017年に導入するMPVは、三菱らしいスポーツのDNAやSUVテイストをふんだんに取り入れたものを開発中です。ピックアップトラックやSUVモデルのラインアップを強化することにより、“SUVの三菱”というブランドイメージ強化につなげていきたい」と、出展の狙いを話した。

SUVラインアップをそろえてSUVの三菱を印象付けた

編集部:椿山和雄