【東京モーターショー2011】 積水ハウス、住宅メーカー初のモーターショー出展 剛力彩芽さんがステージに登場 |
積水ハウスブース |
積水ハウスは住宅メーカーとして初めて、東京モーターショーに出展している。
同社は、環境に配慮した住宅「グリーンファースト」に、燃料電池や太陽電池による発電機能と、蓄電池による蓄電機能を加えた「グリーンファースト ハイブリッド」を8月に発売。このグリーンファースト ハイブリッドに、さらに電気自動車(EV)との連携機能を備えた「グリーンファースト ハイブリッド+EV」を、2012年秋に発売する。モーターショーで訴求しているのは、このグリーンファースト ハイブリッド+EVだ。
EVへの充電機能や、EVから電力を受ける機能を備えた住宅という構想はよくあるものだが、グリーンファースト ハイブリッド+EVは、住宅に発電機能があり、電力網が停電になってもEVに給電できるところが特長だ。非常時こそ機動力が必要であり、EVから住宅に給電してEVの走行距離を減らすことがない、というのが同社の主張だ。
グリーンファースト ハイブリッド+EVの機能を実現するためには、燃料電池、太陽電池、宅内の蓄電池、EVのバッテリーを統合制御するホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)が必要になる。HEMSは宅内のエネルギーの流れをコントロールすることで、快適性を維持しつつ、住宅のエネルギー消費を最小限に抑える。
同社ブースの3Dプロジェクションマッピングシアターでは、2015年のグリーンファースト ハイブリッド+EVでの生活を上映する |
このために、たとえば天候応じて自動的に天窓などを開閉して室温をコントロールしたり、住宅のエネルギー消費を可視化したり、電力の安い夜間にEVを充電するなどのさまざまな機能を備える。
西展示棟4階の同社ブースでは、HEMSなどグリーンファースト ハイブリッド+EVを支える技術の説明を展示するほか、3Dプロジェクションマッピングシアターで、グリーンファースト ハイブリッド+EVでの2015年の生活を上映する。
同社ブースには4日、同社のTV CMに出演しているタレントの剛力彩芽さんが登場、「家が自動的にいろいろなことをしてくれるのは、ずっと先のことだと思っていたが、近い将来だと思った。家とEVが協力しあえるのはすばらしい」「免許を取ったらEVに乗りたい」と、グリーンファースト ハイブリッド+EVの感想などを述べた。
2011年はEV元年、スマートハウス元年。そしてドラマ出演が相次いだ剛力彩芽さんには「女優元年」となった |
(編集部:田中真一郎)
2011年 12月 5日