【東京モーターショー2011】 アウディ、「A1サムライ・ブルー」1台限定で販売 「A1スポーツバック」をワールドプレミア、ハイブリッド、Q3などジャパンプレミア多数 |
アウディは予告通り、「A1スポーツバック」をワールドプレミアしたほか、予告のなかったA1のスペシャルバージョン「A1サムライブルー」を披露した。
アウディのブース |
■サッカー好きなアウディが生んだスペシャルモデル
プレスカンファレンス冒頭、岩清水梓選手(日テレ・ベレーザ)と阪口夢穂選手(アルビレックス新潟レディース)のなでしこジャパンメンバーが独アウディのルパート・シュタートラー取締役会会長に紹介されて登場。両選手がステージ上の車両のベールを剥ぐと、サッカー日本代表のチームカラー「サムライブルー」に塗られたA1が姿を表した。
同社はサッカー日本代表をサポートしているが、その一環として作られたのがこの「サムライブルー」。外装だけでなく、内装にもサムライブルーと白、赤のトリコロールがあしらわれている。
この車両はこの世に1台限りのまさに「限定車」だが、511万円で販売され、売上の一部がチャリティに寄付される。東京モーターショーで展示されるだけでなく、アウディのいくつかのディーラーでも巡回展示される予定だ。また、このコンセプトを元にした限定車を、2012年に販売することを検討していると言う。
プレスカンファレンスにはサッカー日本代表チームのアルベルト・ザッケローニ監督も登場。A1サムライブルーについて「美しい車だと思う。よいサッカーの選手みたいだ。コンパクトでとても速い。そして、この色がとても気に入った。私も乗ってもいいんでしょうか」と述べた。
A1サムライブルー。内装にもサムライブルーをあしらう | シュタートラー会長と握手するなでしこ戦士 | ザッケローニ監督も登場 |
■プレミアムインポートのリーダー目指す
そのA1の5ドアモデルである「A1スポーツバック」を東京モーターショーで世界初公開したのは、A1が日本市場の販売の約1/4を占める重要なモデルだからだ。同社ラインアップで最小となる「Q3」にも期待がかかる。
シュタートラー会長によれば、今年のアウディの日本における販売台数は約2万台、対前年比で20%増。また、「日本市場でのアウディの状況は全世界でのパフォーマンスを映している。日本でのあらゆる指標は、アウディの全世界での成長ぶりをうかがわせるもの。2011年の世界販売台数は過去最高の130万台に到達する見込み」と、グローバルでの好調ぶりをアピールした。
シュタートラー会長は「2020年までに日本で年間4万台を販売し、プレミアムインポート市場のリーダーになる」という目標を明らかにした。
「A1スポーツバック」がステージに登場。ステアリングを握っていたのはミハエル・ディック技術開発担当取締役。日本に導入されるのは122PSの1.4TFSI | ||
3ドアのA1よりも広げられた室内空間 | MMIナビゲーションプラスを標準で装備する |
■R8 GTスパイダー、A6ハイブリッド、Q5ハイブリッド、Q3など多数のジャパンプレミア
全世界で333台限定の「R8 GT スパイダー」。レース車両「R8 LMS」の技術が注ぎ込まれた最強オープンモデルだ |
「A6ハイブリッド」。直列4気筒2リッター直噴ターボエンジンとモーターにより、システム出力は180kW(245HP)。左右フロントフェンダーとリアに控えめなハイブリッドのバッヂが付く |
A6ハイブリッドのセンターコンソールにはモーターのみで走行するための「EV」スイッチがある。リチウムイオンバッテリーを搭載するため、トランクルームには段差があり、やや狭い |
「Q5ハイブリッド」。こちらもハイブリッドのバッヂは控えめだが、Q5には「クワトロ」のバッヂも付く。やはりセンターコンソールにEVスイッチがある |
2012年に日本導入予定の「Q3」。A1同様にMMIナビゲーションプラスが付く |
「S7スポーツバック」。新開発の4リッターV8ツインターボエンジンを積むハイ・パフォーマンスモデルだが、低負荷時に4気筒の動作を止めるシリンダー・オン・デマンドなど燃費対策も抜かりない |
(編集部:田中真一郎)
2011年 12月 1日