【東京モーターショー2011】 ジャガーランドローバー、「レンジローバー イヴォーク」をジャパンプレミア |
オンロードとオフロードでプレミアムな車両をリリースしているジャガー・ランドローバーは、東京モーターショーのプレスブリーフィングのなかで同社のコンパクトプレミアムSUV「レンジローバー イヴォーク」をジャパンプレミアしたほか、車両価格を発表し、2012年3月3日から全国発売する。12月3日から予約注文の受け付けを開始する。
レンジローバー イヴォーク クーペ |
レンジローバー イヴォークは、3ドアと5ドアの2種類のボディーラインアップがあり、3ドア車は「レンジローバー イヴォーク クーペ」という通称がメーカーによって与えられている小型SUV。シャープさを強調した都会的なルックスながら、ランドローバー車特有の悪路走破技術をしっかり受け継いでいる。
搭載するエンジンは直列4気筒 DOHC 2リッターの直噴ターボで、パワーと環境対応の両立を目指したもの。価格は5ドア車のピュア(標準仕様)が4,500,000円、装備を充実させたプレステージが5,780,000円、3ドア車のピュアが4,700,000円、スポーティさを向上させたダイナミックが5,980,000円となっている。
ジャガーランドローバーのフィル・ポップハム セールスディレクター |
プレスブリーフィングでスピーチを行ったジャガーランドローバーのフィル・ポップハム セールスディレクターは、「レンジローバー イヴォークは、SUVセグメントが急速に成長していることの意味を明確に示すような革新的なクルマ」と紹介。すでにこのニューモデルの予約数が世界で40,000台に届く勢いで進んでいること、しかも、そのうちの80%が既存の顧客ではない新しいユーザーであることを明かし、イヴォークが持っている独特なエクステリアデザイン、高級なインテリア、コンパクトなボディーサイズなどを予約者が評価しているとコメントした。
レンジローバー イヴォーク |
204PT型の2リッター直噴ターボエンジンを搭載 |
フロントドア | インストルメントパネル |
バックドアの視界はかなり狭め | ラゲッジスペース |
このほかにランドローバーブランドでは、11月2日に発表し、発売間近となっている「ディスカバリー4」を用意し、イヴォークの3ドア・5ドア車と合わせて3台の車両を展示した。
ディスカバリー4 |
■ジャガー史上最強の量産型GTモデルの価格を発表
ジャガーブランドでは、ジャガーが生んだスポーツカーの金字塔「ジャガー Eタイプ」の発売50周年を記念して、スポーティな3モデルを展示。なかでも日本初公開となった「XKR-S」は、最高出力550馬力を発生させる改良型V8スーパーチャージャーエンジンを搭載し、量産型GTモデルとしては歴代最高スペックを誇るという強烈な1台。
鮮やかな「フレンチレーシングブルー」はXKR-Sの専用色 |
ポップハム セールスディレクターはXKR-Sの妥協のないパフォーマンスを紹介しつつ、ゆったりとした高級なインテリアによる世界観も強調。単純な速さだけではなく、ジャガーのGTモデルにはパフォーマンスと高級さの二重性があると解説した。
XKR-Sのインテリア | カーボンファイバー製センターセクションを採用するリアウイング |
残る2台は、11月5日に最新の2012年モデルに進化して内外装を変更したXFR、車両の挙動変化を毎分最大500回の頻度で分析するアダプティブダイナミクスを搭載するXJ スーパースポーツを用意。ジャガー・Eタイプから受け継いだ“美しさと速さ”をアピールした。
XFR | 赤いブレーキキャリパーはオプション品 |
XJ スーパースポーツ |
(佐久間 秀)
2011年 12月 2日