RJC、カー・オブ・ザ・イヤー表彰式を開催
「大恐慌を乗り切るリーダーは自動車産業」

RJCカー・オブ・ザ・イヤーの盾
12月16日開催


受賞者全員で記念撮影
 RJC(日本自動車研究者・ジャーナリスト会議)は12月16日、都内で「2009年次RJCカー・オブ・ザ・イヤー表彰式」を開催した。

 RJCカー・オブ・ザ・イヤーは、自動車関連の研究者、ジャーナリストの集まりであるRJCが選出するイヤーカーイベント。年次を代表する車を表彰する「カー・オブ・ザ・イヤー」のほか、輸入車を対象とした「カー・オブ・ザ・イヤーIMPORT」、優れた技術に与えられる「テクノロジー・オブ・ザ・イヤー」のほか、今年は走る楽しみを追求した車のための「特別賞(ハイパフォーマンス&スポーツカー賞)」が選出された。

 各部門の入賞は次のとおり。表彰式では1位が最優秀賞として表彰状とトロフィーを、2位~6位が優秀5車として盾を受け取った。

【特別賞】

1位:三菱 ランサーエボリューションX2位:日産 GT-R3位:アウディ R8
4位:スズキ スイフト・スポーツ5位:スバル インプレッサWRX6位:マツダ RX-8

【テクノロジー・オブ・ザ・イヤー】

1位:フォルクスワーゲン 1.4TSI&7速DSG
2位:日産 クリーンディーゼル技術
3位:スバル Eye Sight
4位:ホンダ マルチビューカメラシステム5位:トヨタ ドライバーモニター付プリクラッシュセーフティーシステム6位:マツダ リア・ビークル・モニタリングシステム

【カー・オブ・ザ・イヤーIMPORT】

1位:アウディ A4/A4アバント2位:プジョー308/308SW3位:シトロエン C5
4位:フォルクスワーゲン ゴルフ/ゴルフヴァリアント トレンドライン5位:フィアット 5006位:スマート フォーツー

【カー・オブ・ザ・イヤー】

1位:スズキ ワゴンR2位:ダイハツ タント3位:マツダ アテンザ
4位:トヨタ クラウン/クラウン・ハイブリッド5位:トヨタ iQ6位:ホンダ フリード

RJCの山根節会長
 開会に先立ちRJCの山根節会長は、「80年前の大恐慌に匹敵する状況が着々と進んでいるが、大恐慌を乗り切るリーダーとなったのは自動車産業。アメリカの、とりわけGMによる、ATやパワーステアリングでイージードライブを可能にした技術革新と、黒一色だったT型フォードに対して(車体色を)カラフルにし、毎年モデルチェンジするというマーケティングイノベーションが、大恐慌を克服する重要なきっかけになった。(会場の)皆様が背負っている自動車産業は非常に重い。今の大混乱を克服するのはひとえに、みさなまのテクノロジーとマーケティングのイノベーションということになる」と、経済における自動車産業の重要性を説き、「わたしどももできる限り協力して自動車マーケットを盛り上げ、日本経済と世界経済に貢献したい」とRJCカー・オブ・ザ・イヤーの役割を定義した。

 

URL
日本自動車研究者・ジャーナリスト会議
http://www.npo-rjc.jp/
関連記事
【2008年11月18日】スズキ「ワゴンR」が「2009 RJCカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20081118_38132.html

(編集部:田中真一郎)
2008年12月16日