損保ジャパンと日本興亜損保が経営統合 東京海上、三井住友海上に続く第3の損保グループに |
損害保険ジャパン(損保ジャパン)と日本興亜損害保険(日本興亜損保)は3月13日、経営統合を発表した。
両社の株式を共同持株会社に移転し、両社を持株会社の完全子会社とすることで合併する。両社は上場廃止となり、持株会社が新規上場する。
持株会社のCEOは共同体制で、社内取締役も両者から同数を出す。持株会社は新しい会社名を名乗る。持株会社の設立は2010年4月1日を予定している
損保ジャパンは1888年創業で、資本金は700億円、総資産は5兆9285億円、純資産は6893億円。従業員数は1万9541名で、代理店数は5万4282。2008年3月期の保険料収入は1兆3687億円。
日本興亜損保は1892年創業。資本金は921億円、総資産は3兆1876億円、純資産は4021億円。従業員数は9565名で、代理店数は3万2017。2008年3月期の保険料収入は6986億円。
両社を合算すると、2008年3月期の保険料収入は2兆674億円。1月23日に経営統合を発表した三井住友海上、あいおい損保、ニッセイ同和損保の統合会社の保険料収入を合計すると2兆7308億円。もう1つの大手損保グループである東京海上ホールディングスの保険料収入は2兆2451億円で、損保ジャパンと日本興亜損保の統合会社はこれに次ぐ規模となる。
(編集部:田中真一郎)
2009年 3月 13日