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2016年のル・マン24時間、公式テストがはじまる

決勝レースは6月18日~19日(現地時間)に開催

2016年6月5日(現地時間)開催

2016年のル・マン24時間公式テストが現地ではじまった
「トヨタよ、敗者のままでいいのか。」との言葉を掲げて2016年のル・マン24時間に挑むトヨタ陣営。その結果に注目したい

 6月5日(現地時間)、2016年の「FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦 ル・マン24時間レース」の公式テストが行なわれ、各メーカーが年に1度のテスト走行を開始した。決勝レースは6月18日~19日(現地時間)に開催される。

 公式テストとはいえ、本番さながらの車検が2日間にかけて行なわれる。ただし場所はパドック。本戦の車検は街のど真ん中のリパブリック広場で実施されるのを考えれば、コンパクトにまとまって行なわれているが、入場料が無料ということもあってすでにル・マンではお祭りが始まっている。

 今年は例年より出走台数が増え60台となった。これに加え10台のリザーブエントリーも控えている。本番の1週間前とあって、公式テストは1年かけて開発したマシンの実力を測る唯一のチャンス。この結果次第では、大きく方針を変えなければならないチームも出てきそうだ。

 トヨタ自動車、ポルシェ、アウディを見てみると、昨年のようにポルシェが飛び抜けることはなくほぼ互角のタイム。今年から3社とも2台ずつのエントリーとなっており、1位と6位のタイム差は午前中で約1.4秒、午後で約4秒となっているが、トヨタは昨年から考えると大幅に進化しているのが見て取れる。あとはどこまで煮詰めるかがカギとなりそうだ。

 接戦が期待されるル・マン24時間レースは、12日(現地時間)の車検からいよいよ開幕する。