トヨタ、「ポルテ」「スペイド」一部改良で「Toyota Safety Sense C」全車標準装備

ポルテ X

　トヨタ自動車は6月30日、コンパクトカー「ポルテ」「スペイド」を一部改良して発売した。価格は各177万7680円～207万7920円。また、これに合わせて特別仕様車「ポルテ F“a la mode Trois”」「スペイド F“Queen II”」も同時に発売。特別仕様車の価格は194万9400円～210万600円。

ポルテ/スペイド価格表

スペイド F

　今回の一部改良では、ポルテとスペイドの全車に「衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」「レーンディパーチャーアラート」「オートマチックハイビーム」をセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を標準装備。さらに信号待ちなどで停車しているときに先行車が発進したことをブザーとディスプレイ表示でドライバーに知らせる「先行車発進告知機能」、急ブレーキ時にハザードランプを自動点滅させて後続車に知らせる「緊急ブレーキシグナル」も全車に標準装備して、車両の安全性を高めている。

　このほか、ボディカラーにポルテで「シトラスオレンジマイカメタリック」、スペイドで「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」を新規設定し、それぞれ全9色をラインアップ。「IR（赤外線）カット機能付ウインドシールドガラス」を装備に追加し、車内にあるセンターメーターをデジタル表示に変更して快適性や視認性を向上させた。

　ポルテとスペイドのFグレードをベースとした特別仕様車では、ファスナー式で簡単に脱着可能で、丸洗いすることもできる「ウォッシャブルカバーシート」を特別装備。さらにポルテではシートとルーフに水玉模様をあしらい、ブラウン塗装のレジスターリングやメッキ加飾のシフトレバーベゼルなどを採用。スペイドではストライプのシートと格子柄のルーフ、サテン調加飾のレジスターリングやメッキ加飾のシフトレバーベゼルなどで特別な車内空間を演出する。

　このほか、外観ではバックドアガーニッシュとアウトサイドドアハンドルにメッキ加飾を施し、ポルテのラジエターグリルとドアミラーをブラウン塗装、スペイドのフロントグリルとリモコンドアミラーをメッキ加飾の専用デザインとしている。ボディカラーはポルテに「ホワイトパールクリスタルシャイン」「チェリーパールクリスタルシャイン」「クリームベージュ」「シトラスオレンジマイカメタリック」、スペイドに「ブラック（特別設定色）」「ホワイトパールクリスタルシャイン」「ボルドーマイカメタリック」「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」の各4色を設定している。

「ポルテ F“a la mode Trois”」（シトラスオレンジマイカメタリック）。ホイールにはパールホワイト塗装の樹脂フルキャップを特別装備

ウォッシャブルカバーシートとルーフトリムはフロマージュ色の水玉模様を専用設定

「スペイド F“Queen II”」（ブラッキッシュアゲハガラスフレーク）。ホイールにはスーパークロームメタリック塗装の樹脂フルキャップを特別装備

ストライプ柄のウォッシャブルカバーシートと格子柄のルーフトリムを専用設定

　このほか、福祉車両のウェルキャブでもベース車同様の改良を施すことに加え、操作を簡単にして操作時間を短縮した新タイプ「助手席回転チルトシート車」を新たにラインアップ。車いすの収納装置を従来からある電動クレーン方式ではなく電動スライド方式に変更して、操作時間は従来の約半分となっている。また、搭載可能な車いすの重量が従来の30kgから35kgとなっている。