トヨタ、助手席側に大開口スライドドアを持つ新型「ポルテ」と新車種「スペイド」
2WD車にアイドリングストップ機構を装備。「究極のスライド2BOX」をコンセプトに

新型ポルテ 1.5F (2WD、エアグリーンパールクリスタルシャイン)

2012年7月23日発売
145万円~191万円



 トヨタ自動車は7月23日、助手席側に大開口のスライドドアを持つ新型「ポルテ」と、新車種「スペイド」を発売した。価格はそれぞれ145万円~191万円。

ポルテ

1.5G(2WD、エアグリーンパールクリスタルシャイン)1.5F(2WD、シルバーメタリック)1.5F(2WD)、クリームベージュ)
1.5Y(2WD、ライトブルーマイカメタリック)1.3X(2WD、スーパーレッドV)

スペイド

1.5G(2WD、ホワイトパールクリスタルシャイン)1.5F(2WD、シトラスマイカメタリック)1.5F(2WD、ダークバイオレッドマイカメタリック)
1.5F(2WD、シルバーメタリック)1.5F(2WD、シトラスマイカメタリック)1.5F(2WD、ブラックマイカ)
1.5Y(2WD、スーパーレッドV)1.3X(2WD、ライトブルーマイカメタリック)

ポルテ、スペイド(グレード、価格は共通)

グレードエンジン変速機駆動方式価格
1.5G直列4気筒 DOHC 1.5リッターCVT2WD(FF)1,740,000円
4WD1,910,000円
1.5F2WD(FF)1,640,000円
4WD1,810,000円
1.5Y2WD(FF)1,640,000円
4WD1,810,000円
1.5X2WD(FF)1,590,000円
4WD1,770,000円
1.3X直列4気筒 DOHC 1.3リッター2WD(FF)1,550,000円
1.3V1,450,000円

 新型ポルテと新車種スペイドは、いずれも助手席側に電動スライドドアをもち、使い勝手を向上。2WD車(除くVグレード)には、新たにアイドリングストップ機構を採用し、1.5リッターのアイドリングストップ機構付き2WD車は、JC08モード燃費20.6km/Lを達成している。

 スペイド(SPADE)は、新たに追加された車種で、Space(空間)とWide(広い)を組み合わせた造語を車名に持つ。ポルテがシンプルで機能的なスクエア(四角)と、優しさや親しみやすさのオーバル(楕円)を組み合わせた「スクエアオーバル」をデザインコンセプトにしているのに対し、「クールメカニカル」をデザインキーワードに設定。より水平基調のデザインと、ヘッドライト部、バンパーコーナー部を張り出させることで、ロー&ワイドな格好良さを演出している。

 ポルテ、スペイドともグレード構成、価格は同一で、最廉価グレードのVを除くグレードには8つのボディーカラーをすべて選択可能。各種オプションもパッケージとして用意され、シートタイプがグレードに直結しており、シート選びがグレード選択となる。

 最廉価グレードのVはセパレートシートとなっているほかは、Gがセパレートシート(快適温熱シート[運転席])、Fがセパレートシート(撥水タイプシート表皮)、Yがベンチシート、Xがセパレートシートとなり、インテリアカラーは2色から選択可能。

1.5G セパレートシート+快適温熱シート(運転席) 運転席アームレスト付
1.5Y(2WD) ベンチシート
多彩なシートアレンジが可能となっている

 これに、スーパーUVカットパッケージや、スマートエントリーパッケージ、HIDパッケージなどパッケージオプションを組み合わせていく。

 エンジンは、吸・排気バルブの可変タイミング機構「Dual VVT-i」を持つ直列4気筒 DOHC 1.3リッターの「1NR-FE」型と、可変バルブタイミング機構「VVT-i」持つ直列4気筒 DOHC 1.5リッターの「1NZ-FE」型をラインアップ。1NZ-FE型を搭載する2WD車では圧縮比を上げ熱効率を改善。ポンピングロスの低減も図られている。

エンジン形式

排気量1.3リッター1.5リッター
型式1NR-FE1NZ-FE(2WD車)1NZ-FE(4WD車)
最高出力(kW[PS]/rpm)70(95)/600080(109)/600076(103)6000
最大トルク(Nm[kgm]/rpm)121(12.3)/4000136(13.9)4800132(13.5)/4400
圧縮比11.511.010.5
JC08モード燃費(km/L)
アイドリングストップ機構付き
19.620.6設定なし
JC08モード燃費(km/L)
除くアイドリングストップ機構
18.419.016.0

 ボディーサイズは、2WD車で3995×1695×1690mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2600mm。2160×1420×1380mm(室内長×室内幅×室内高)の室内空間を持ち、前後席のヒップポイント距離は1050mmになる。

 2WD車ではセンタートンネルのないフラットフロアを実現しており、フロア高は300mm。助手席側に設けられた開口幅1020mm、開口高さ1250mmの大開口ワイヤレス電動スライドドアと相まって、高い使い勝手を実現している。運転席側は、前後2枚のスイングドアを装備する。

各種ユーティリティスペース

(編集部:谷川 潔)
2012年 7月 23日