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横浜ゴムがセパン12時間耐久レース初のワンメイクタイヤサプライヤーに

ドライ用の「ADVAN A005」とウェット用の「ADVAN A006」を供給

2016年7月21日 発表

FIA-GT3車両で争われ始めた「セパン12時間耐久レース」の2012年のスタートシーン

 横浜ゴムは7月21日、12月8日~11日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される「セパン12時間耐久レース」にレーシングタイヤをワンメイク供給すると発表した。

 同レースは2015年まで参戦チームが自由にタイヤを選択できる形式で開催され、ヨコハマタイヤ装着車が2011年から5年連続で総合優勝。今回、こうした同レースでの優れた戦歴や、WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)など世界トップクラスのレースに長年にわたってタイヤ供給してきた実績が高く評価され、セパン12時間耐久レースとして初のワンメイクタイヤサプライヤーに認定された。供給タイヤは、オレンジオイル配合技術により優れたグリップ性能を維持しながら環境性能を高めたドライ用の「ADVAN A005」と、ウェット用の「ADVAN A006」。

「セパン12時間耐久レース」は2013年まで「マレーシア・メルディカ・エンデュランス・レース」として開催。マレーシアやタイなどの東南アジア、日本や中国、台湾などの東アジア、オーストラリアをはじめ、近年はヨーロッパからのエントリーも増加。FIA-GT3車両がトップカテゴリーとしてクラス分けされ、スポーツカーから小排気量のツーリングカーまでさまざまなマシンが混走して総合優勝やクラス優勝を競う。今年からはSUPER GTのGT300車両の参戦が可能になり、よりエキサイティングなレースが予想されている。