アルパインと日本IBM、「Watson IoT for Automotive」を利用する次世代車載システムの開発に着手

　アルパインと日本IBMは7月26日、IBMの自動車業界向けIoTソリューション「Watson IoT for Automotive」を基盤技術として利用する次世代車載システムの開発に着手したと発表した。

　次世代車載システムでは、地図情報、交通情報、街情報、天気情報といったダイナミック（動的）な情報を活用して、ドライバーの運転志向・傾向にあった経路を学習してルートを案内するという。

　また、次世代のIBM Cloudを活用したシステムにより、ソーシャル情報や嗜好を分析して経由地/目的地を提案するといった活用も検討。日常の生活スタイルと車室内をシームレスに繋いでユーザーのカーライフを自然な形で支援するとしている。

　具体的には、Watson IoT for Automotiveで各種センサー、地図情報、ドライバーとのやり取りなどから生成されるデータを分析。IBMのクラウド（Bluemix）上では、Watson IoT for Automotiveに必要となる車載機と各種サービスをつなぐインターフェース（API）を開発して提供。さまざまな業界のサービスとオープンに連携させるという。