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スバル、日本IBMと高度運転支援システム分野で協業

「IBM Watson Internet of Things(IoT) for Automotive」を活用した新システムの構築に向けた検討などを開始

2016年4月25日 発表

現行フォレスターが搭載する「アイサイト」(ver.3)

 スバル(富士重工業)と日本アイ・ビー・エムは4月25日、高度運転支援システム分野における実験映像データの解析システムの構築、クラウドと人工知能技術に関する協業検討について合意したと発表した。

 スバルと日本IBMは、4月からステレオカメラを用いた運転支援システム「アイサイト」等の先進安全システムの膨大な実験映像データを集約し、統合的に管理するシステムを構築して運用を開始。これにより、開発者が必要とするシーンの実験映像データの検索や解析が容易となり、高度な運転支援システムの実現に向けて大幅な開発効率の向上につながる見込みであることが発表されている。

 さらに今後は、IBMクラウドを基盤とした自動車業界向けのインターネット(IoT)ソリューションである「IBM Watson Internet of Things (IoT) for Automotive(アイ・オー・ティー・オートモーティブ)」を活用した新システムの構築に向けた検討や、高度な運転支援の実現に向けて、クラウドおよび人工知能分野における最新技術の特性を把握し、高度運転支援システムにおける技術適用の可能性の検証などを進めていくとしている。

(編集部:小林 隆)