スバル、タカタ関連の影響について「グループの生産等へ与える影響は限定的」

　スバルは6月26日、同日にタカタが民事再生手続開始の申立て（およびTK HOLDINGS INC.のアメリカ合衆国連邦倒産法第11章手続の申請）を行なった影響について、「当該申立てが同社グループの生産等へ与える影響は限定的である」との考えをリリースで示した。

　同社グループは、タカタからシートベルト等の部品供給を受けているが、タカタは事業を継続しながら再生手続きを進めるため、部品供給は継続される見込みであり、当該申立てが当社グループの生産等へ与える影響は限定的であるとした。

　一方、同社グループはタカタ製エアバッグインフレータに関する市場措置（既届出分）を実施しており、その品質関連費用として、2017年3月期現在、約735億円を未払計上している。この金額のほかにも、2018年3月期（今期）以降に実施予定の市場措置（未届出分）に関して、追加的な計上が必要な費用があり、そのほか、市場措置に関連して今後発生が見込まれる付随費用等についても精査中とした。

　また、民事再生手続開始の申立て等により市場措置に関連して生じる当社グループのタカタに対する求償権等に関わる回収可能性には不透明感があることから、当該影響を含めて精査中。公表すべき事項が生じた場合は、速やかに開示するとしている。