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【F1日本グランプリ 2016】予選開催。ポールポジションはニコ・ロズベルグ選手

2番手はチームメイトのルイス・ハミルトン選手

2016年10月8日~9日 開催

ポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグ選手

 10月8日、「2016 F1 エミレーツ 日本グランプリ」の公式予選が鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で行なわれ、1分30秒647を記録したニコ・ロズベルグ選手がポールポジションを獲得した。2番手はルイス・ハミルトン選手で、メルセデスAMGペトロナスF1チームがフロントローを独占。F1唯一の日本メーカーであるホンダのエンジンを搭載するマクラーレン・ホンダ・F1チームは、フェルナンド・アロンソ選手が15番手、ジェンソン・バトン選手が17番手となった。決勝は9日、14時にスタート。53周もしくは120分で争われる。

 F1日本グランプリの予選は、Q1、Q2、Q3の順に行なわれ、Q1ではセッション終了時点で下位タイムの6人が脱落する。残ったマシンでQ2が同じように争われ、最後は10台のマシンがQ3に進出。Q3の結果によって上位10名の決勝スタートグリッドが決定する。

 予選日は夜間に降った雨により路面は湿ったところがわずかに残っていたが、15時の予選開始時点でコースはほぼドライコンディション。セッション中の降雨の可能性も心配されたものの、結局コースインしたマシンはすべてスリックタイヤを選択した。

 18分間で争われたQ1では、17番手タイムだったバトン選手(1分32秒851)以降の6名が脱落し、15分間のQ2ではアロンソ選手、フェリペ・マッサ選手(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)らを含む6名が脱落した。

 Q3は12分間で争われ、開始5分で予選中初めてハミルトン選手がロズベルグ選手を上回る1分30秒758を記録。しかし、チェッカーフラッグが振られたラストチャンスに、ロズベルグ選手が1分30秒647でトップを奪い返し、その直後コントロールラインを通過したハミルトン選手もタイムを縮めたものの、かろうじて及ばず1分30秒660で2番手となった。

惜しくも2番手となったルイス・ハミルトン選手

 3位はキミ・ライコネン選手(スクーデリア・フェラーリ)が入り、以降セバスチャン・ベッテル選手(スクーデリア・フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン選手(レッドブル・レーシング)、ダニエル・リカルド選手(レッドブル・レーシング)が続いた。

3番手にはキミ・ライコネン選手が入った
15番手に終わったフェルナンド・アロンソ選手
Q1で早々に脱落し17番手スタートとなったジェンソン・バトン選手
ニコ・ロズベルグ選手のコメント
ニコ・ロズベルグ選手

 このリザルトには満足している。この週末、車両のバランスは良くて、いい結果を出せた。最後のラップは本当に全てがうまくいって、いいラップタイムを刻めると思っていた。Q3の最初で完璧にできなかったから、仕事をしなきゃとも思った。

ルイス・ハミルトン選手のコメント
ルイス・ハミルトン選手

 予選の結果はうれしい。この週末はクルマのセッティングを大幅に変えて予選に臨んだが、こういう結果が出てとてもよかった。自分ができることを可能な限りやれたと思う。ラップ数があればもっといいタイムを狙えたかもしれないが、(鈴鹿の)歴史では、ポールポジションを取ることが(決勝の)優勝の必要条件ではないし、とにかくとてもうれしい。

キミ・ライコネン選手のコメント
キミ・ライコネン選手

 前回からクルマのセッティングは変わっていないが、こんな風に速く走れたのは驚き。正しいタイヤのバランスを取るのがちょっとトリッキーだが、感じはとてもいい。3番手というのはもともと期待している結果ではないけれど、目標に近づけたとは思う。わるくはない。わずかなアンダーステアに悩まされているが、最後はよくなった。