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【SUPER GT第7戦タイ】“ミクの祭壇”も出現。ファンとの距離が最も近いタイ戦のピットウォーク

トップドライバーも気軽に応対

2016年10月8日~9日 開催

観客との距離が近い、チャン・インターナショナル・サーキットでのピットウォーク

 タイのブリーラム市内にあるチャン・インターナショナル・サーキットで10月8日~9日の2日間にわたって開催されている「2016 AUTOBACS SUPER GT Round7 BURIRAM SUPER GT RACE」(以下、SUPER GT第7戦タイ)。SUPER GTの人気イベントとしてピットウォークがあり、本記事ではチャン・インターナショナル・サーキットのピットウォークの模様を紹介する。

 ピットウォークは予選日、決勝日とも行なわれ、来場者とドライバーやレースクイーンが身近に過ごせる大切なイベントだ。来場者はお気に入りのドライバーがいるピットに訪れたり、レースクイーンとマシンが収まる写真を撮ることなどができる。

 日本で開催されるSUPER GTピットウォークでは、大人気のためサインをもらうにも長時間並ぶ可能性があるほか、基本的に都会の繁華街並の人混みの中を進む必要がある。ところがタイであれば、現状それほどピットウォークの人数は多くないため、予選日などはリラックスした雰囲気でピットウォークを楽しむことができた。

ランキングトップのロニー・クインタレッリ選手
同じくランキングトップの松田次生選手。サインも気軽にしてもらえる
4号車 グッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也選手
若手の注目ドライバー、18号車 UPGARAGE BANDOH 86の山田真之亮選手
レースクイーンの撮影も容易。視線のリクエストにも気軽に応じてくれた
15号車 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTのピットは浴衣で
ワイルドカード出場のチーム。地元ファンに人気
土屋圭市さんは最初から最後までピットウォークに参加。丁寧にファンに対応していた

 タイのブリーラム市内にあるチャン・インターナショナル・サーキットまでレースを見に行くのはなかなか大変なことではあるが、タイ旅行のついでにレース観戦を組み込むなどであれば、1つのアクティビティとしてはありだろう。スポーツ観戦と旅行を組み合わせた流れはスポーツツーリズムとして注目されており、先頃日本で開催された「ツーリズムEXPOジャパン2016」では、タイ副首相のタナサック・パティマプラゴーン氏、観光・スポーツ大臣のコープカーン・ワッタナワラーンクーン氏が来日し、タイの観光資源などについてアピール(「「副首相も来日したタイブース、伝統芸能やグルメのレシピ伝授などのステージイベントを用意」」、トラベル Watch)している。

 2017年もチャン・インターナショナル・サーキットでSUPER GTが開催されることは決定しており、来年の旅行計画の一環に、スポーツツーリズムという要素を付け加えてみるのもよいだろう。

 ちなみにこのチャン・インターナショナル・サーキットにも、4号車 グッドスマイル 初音ミク AMGのピット向かいには、初音ミクのフィギュアが数多く飾られた。チーム広報のスエ子さん(スエミーさん)によると、これはサーキットを訪れたファンによる“祭壇”で、“ミクの祭壇”と呼んでもらって構わないとのこと。初音ミクチームのファンは先進的なことで知られており、チャン・インターナショナル・サーキットまで訪れるなど、スポーツツーリズムをいち早く実践しているのかもしれない。

“ミクの祭壇”。多くのファンが実際にサーキットを訪れ、ミクを飾っていた
グッドスマイル 初音ミクチーム広報のスエ子さん(スエミーさん)。タイ戦はレースクイーンの帯同がなく、なぜかレースクイーンになっていた(写真はグリッドウォーク時のもの)