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【4K動画】「モリゾウ」こと豊田章男社長がTOYOTA GAZOO Racing活動発表会でドリフト&ドーナツターン

“もっといいクルマづくり”のリーダーがクルマの楽しさをアピール

2017年2月2日 開催

「モリゾウ」こと豊田章男社長が新型「86」でデモラン。コ・ドライバーは、SUPER GTに参戦している井口卓人選手。

 2月2日、東京 お台場のメガウェブでTOYOTA GAZOO Racing(トヨタ自動車)の2017年モータースポーツ活動計画発表会が開催された。本記事では発表会後行なわれたトヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏のデモランを紹介する。

 豊田社長は「モリゾウ」の選手名でニュルブルクリンク24時間レースに参戦するほどクルマの運転を楽しんでおり、自身もトヨタのテストドライバーの一員として同社のクルマ作りにかかわっている。

 2017年モータースポーツ活動計画発表会では、発表会にサプライズ登場したほか、ヤリ-マティ・ラトバラ選手のヤリスWRC(日本名:ヴィッツ)デモランではコ・ドライバーとして同乗。さらにヤリスWRCのデモラン後には、自身が新型「86」の運転席に座り、ドリフトやドーナツターンなどを披露した。

 トヨタ自動車は日本最大級の企業であり、自動車会社としても世界最大級の会社となる。その社長が発表会においてデモランを行なうのは異例中の異例。もちろんさまざまな面において安全確認はされているのだろうが、はた目には“クルマ好きのおっさん”が、発表会に参加したトミ・マキネン監督、ヤリ-マティ・ラトバラ選手を前にはしゃいでいるようにしか見えなかった。

 一般的に社長となるとマネジメントに注力しているようなイメージもあるが、運転を楽しむ豊田社長の姿は、“クルマって楽しいんだ”という強いメッセージを感じる。それと同時に、発表会においてラトバラ選手への質問として挙げた「トヨタは聞く耳を持っていますか?」という言葉は、現場チェックとして非常に深いものであり、豊田社長の厳しい姿勢を示すものだった。

 トヨタ自動車は豊田社長とともに“もっといいクルマづくり”を推進しており、そのベースになっているのがトヨタが2011年3月9日に発表した企業のあり方を社会やユーザーに示す「トヨタ グローバルビジョン」になる。Car Watchでは関連記事「トヨタ、企業のあり方を示す『グローバルビジョン』発表会」として紹介しているが、以下に再掲しておく。豊田社長が楽しそうにデモランを行なう4K映像とともに見ていただきたい。

[4K] The Toyota New 86 driving by MORIZO Feb. 02 -2017
英文

Toyota will lead the way to the future of mobility, enriching lives around the world with the safest and most responsible ways of moving people.
Through our commitment to quality, constant innovation and respect for the planet, we aim to exceed expectations and be rewarded with a smile.
We will meet challenging goals by engaging the talent and passion of people, who believe there is always a better way.

和文

人々を安全・安心に運び、心までも動かす。
そして、世界中の生活を、社会を、豊かにしていく。
それが、未来のモビリティ社会をリードする、私たちの想いです。
一人ひとりが高い品質を造りこむこと。
常に時代の一歩先のイノベーションを追い求めること。
地球環境に寄り添う意識を持ち続けること。
その先に、期待を常に超え、お客様そして地域の笑顔と幸せに
つながるトヨタがあると信じています。
「今よりもっとよい方法がある」その改善の精神とともに、
トヨタを支えてくださる皆様の声に真摯に耳を傾け、
常に自らを改革しながら、高い目標を実現していきます。

 なお、動画をクリックすると通信環境に応じた最適解像度で再生されるので、4K解像度でご覧になりたい場合は、右下の設定アイコンをクリックして「2160p 4K」を選択していただきたい。