アバルト、内外装変更やエンジン出力向上など「595」を刷新

ラインアップ刷新を行なったアバルト「595」シリーズ

　FCA ジャパンは、アバルトブランドのハッチバックモデル「595」シリーズのラインアップ刷新を行なって2月25日に発売する。価格は293万7600円～381万2400円。全車に右ハンドル仕様を設定するほか、5速MTには左ハンドル仕様も設定する。

　ラインアップ刷新では、これまで「アバルト 500」としていたモデルの名称をシリーズと共通の「595」に変更。このほかにシリーズ共通の変更として、前後バンパーをよりアグレッシブなデザインに改め、フロントバンパーにLEDデイランプを追加し、エアインテークにワンメイクレース仕様車からインスピレーションを受けた「ABARTH」の浮き文字を設定。リアコンビネーションランプも形状変更して外観デザインのイメージを一新させた。

　また、インテリアではグローブボックスとカップホルダーを追加して使い勝手を高め、新形状のステアリングホイールを採用。センターコンソールのエアコン吹き出し口を横型から縦型に変更するなどの変更を実施。メーターパネル内のTFT メータークラスターの機能向上としてGメーターのグラフィックを改め、純正オーディオとして5インチのタッチパネルを持ち、USB入力やBluetooth接続などにも対応する新型ラジオ「Uconnect」を標準装備している。

　個別の変更点では、595ではボディカラーに「Rosso Abarth（レッド）」を追加してシート形状をスポーティなタイプに変更。エンジンの最高出力を、これまでのMT車135PS、SMT車140PSからどちらも145PSに向上させている。

アバルト 595に追加された新色「Rosso Abarth（レッド）」

ヘッドレスト一体型のスポーティな形状のシートを採用

インパネの加飾パネルはボディ同色。5インチのタッチパネル備える新型ラジオ「Uconnect」を標準装備

　595 ツーリズモとソフトトップを備える595C ツーリズモでは、ボディカラーに「Bianco Iridato（パールホワイト）」を追加してシート形状をスポーティなタイプに変更。足まわりに新デザインの17インチホイールを採用し、ブレーキキャリパーをブラックカラーとした。また、ギャレット製大径タービンの採用などによってエンジンの最高出力を160PSから165PSに高めている。

アバルト 595 ツーリズモと595C ツーリズモに追加された新色「Bianco Iridato（パールホワイト）」

シリーズ共通でリアコンビネーションランプやリアバンパーの形状を変更した

ヘッドレスト一体型のスポーティな形状のシートを採用。新色のBianco Iridatoのシートカラーはブラウンとなり、このほかにボディカラーとの組み合わせでブラック、レッドも用意されている

ステアリングホイールは0時位置にシルバー加飾を設定する新形状となった

　595 コンペティツィオーネの変更点は、ボディカラーに「Giallo Modena（イエロー）」を追加してシートをカーボンシェルタイプに変更。ステアリングホイールはカーボンインサート付きのレザー/アルカンターラ表皮となる。17インチホイールも新デザインを採用している。

アバルト 595 コンペティツィオーネに追加された新色「Giallo Modena（イエロー）」

新採用のカーボンシェルタイプシート

カーボンインサート付きレザー/アルカンターラ表皮のステアリングホイールを標準装備