メルセデス・ベンツ、クーペスタイルを採用したSUV「GLC クーペ」

SUVクーペ「GLC クーペ」

　メルセデス・ベンツ日本は2月22日、「GLC クーペ」を発表して同日より注文受付（メルセデスAMG GLC 43 4MATIC クーペは3月下旬発売予定）を開始した。価格は627万円～910万円。

　GLC クーペは、SUVモデル「GLC」と同等の走行性能、利便性を実現したメルセデスのプレミアムミドルサイズSUVクーペとの位置づけ。クーペスタイルでありながら後席は大人が十分快適に過ごせる空間を確保した。

　また、ラゲッジスペースは、通常時で500L（VDA方式）を確保してゴルフバッグを3つ搭載することが可能。さらに後席バックレストを倒せば最大1400L（VDA方式）まで拡大可能。

クーペスタイルを採用するGLC クーペ

　安全性能では、安全運転支援システムとして「ディストロニック・プラス（ステアリングアシスト付）」「BASプラス（飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス）」「PRE-SAFEブレーキ（歩行者検知機能付）」「リアCPA（被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム）」「アダプティブハイビームアシスト・プラス」などを標準装備する。

　GLC クーペのラインアップは、2WD（FR）の「GLC 200 クーペ」「GLC 200 クーペ スポーツ」、4WDの「GLC 220 d 4MATIC クーペ スポーツ」「GLC 220 d 4MATIC クーペ スポーツ（本革仕様）」「GLC 250 4MATIC スポーツ（本革仕様）」「メルセデスAMG　GLC 43 4MATIC クーペ」、計7モデルとなる。

クーペスタイルでありながら後席は大人が十分快適に過ごせる空間を確保した

ガソリン、ディーゼル、PHV、計4種類のエンジンを用意

　GLC クーペに搭載されるエンジンは、ガソリン、ディーゼル、PHV（プラグインハイブリッド）など、4種類を用意。

　GLC 200 クーペは2WD（FR）のガソリンモデルとなり、最高出力184PS（135kW）、最大トルク300Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターターボガソリンエンジンを搭載。

　GLC 220 d 4MATICは4WDのクリーンディーゼルモデルで、最高出力170PS（125kW）、最大トルク400Nmを発生する直列4気筒 2.2リッターターボディーゼルエンジンを搭載。

　GLC 250 4MATICクーペは4WDのガソリンモデルで、最高出力211PS（155kW）、最大トルク350Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターターボガソリンエンジンを搭載。

　GLC 350 e 4MATICクーペはPHV（プラグインハイブリッド車）となり、最高出力211PS（155kW）、最大トルク350Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターターボガソリンエンジンに、最高出力116PS/85kW、最大トルク340Nmを発生する電気モーターを組み合わせた。走行性能では0-100km/h加速5.9秒を実現し、JC08モード燃費は13.9km/h。

　メルセデスAMG GLC 43 4MATICクーペはメルセデスAMGが専用開発した高出力エンジンを搭載するモデルで、最高出力367PS（270kW）、最大トルク520Nmを発生するV型6気筒 3.0リッターツインターボエンジンを採用した。0-100km加速4.9秒（欧州仕様値）を実現する。

　トランスミッションはGLC 350 e 4MATICクーペは7速AT、そのほかのモデルは9速AT「9G-TRONIC」を組み合わせる。