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熱気球競技シリーズ「2017熱気球ホンダグランプリ」の開催説明会
「渡良瀬」「佐久」「一関・平泉」「佐賀」「鈴鹿」の全5戦で開催
2017年2月27日 12:42
- 2017年2月24日 発表
「渡良瀬」「佐久」「一関・平泉」「佐賀」「鈴鹿」で開催される熱気球競技シリーズ「2017熱気球ホンダグランプリ」の開催説明会が2月24日、都内で行なわれた。
この熱気球ホンダグランプリは「熱気球グランプリ運営機構 AirB」が主催し、本田技研工業が特別協賛するもの。今年で25年目という歴史を持つ大会で、1993年に長野県の佐久で開催された佐久バルーンフェスティバルが初回の開催となった。ただし、ホンダはそれ以前の1990年より熱気球競技に対して特別協賛を行なっている。
2017熱気球ホンダグランプリは年間5戦、日本各地で開催されることになっており、この説明会には主催者のみでなく、競技が行なわれる各自治体の担当者も出席。大会の特徴や地域ごとの取り組みなどについて説明した。
さて、熱気球という乗り物だが、これは有人での飛行が行なわれてから約230年の年月が経っているとのこと。そして現在では歴史ある航空スポーツとして世界各国で盛んに開催されているという。そのなかで熱気球ホンダグランプリは5戦を1年掛けて行ない、観客動員数も2016年度は180万人を超えるという世界でも類を見ないほどの大きな大会であるとの説明があった。ちなみに2016年には佐賀県で世界大会を開催して多くの日本人選手も出場し、世界の強豪相手に8位と11位と13位に入っているとのこと。また、アジアでは佐賀以外で世界大会が開催されたことはないという。
この説明会では協賛各社を代表して本田技研工業 広報部の小田嶋氏が挨拶を行なった。
小田嶋氏は「まず25年目ということで、四半世紀に渡って熱気球の大会に携われたことは非常に幸せなことです。私たちも応援はさせて頂いているのですが、実際のものやことを作りあげているのは現場の皆さんでありまして、改めてその努力と、みんなを楽しませたい、いい大会にしようという非常に前向きな取り組み姿勢に対して敬意を表しています」と挨拶。
続けて「去年からホンダのリリースも内容が変わってきていまして、熱気球のキレイさや感動を呼ぶ力ところに加えて、競技としての面白さをどうやって伝えられるか?という部分に力を入れています。協賛会社として今までとは違った側面からも、なにか現場の皆さんに協力ができないかということ考えています。その1つが今年の大会をPRするポスターで、こちらに使っている写真は“気球から地面に付けられたターゲットにマーカーを落としているもの”です。これを熱気球競技のことを知らない人が見ると、おそらくこれがなんなんだか分からないことだと思うのですが、でも、それでもいいと思っています。見てくれた方が“熱気球のポスターにあるこのバッテンマークってなんだ?”と引っかかってくれることで、“なんだろうね、これ”という会話が生まれたり、そんなきっかけから新しい方が熱気球の世界に興味を持ってくれればいいな、という気持ちを持って作ったものです。キレイさの裏には激しさ、難しさもある競技ということを分かってもらえるように、私たち協賛社も一丸となって取り組んでいきたいと思います」と語った。
では、2017熱気球ホンダグランプリのスケジュールを紹介しよう。
鈴鹿バルーンフェスティバル2017
最終戦:11月24日~26日
開催地:三重県鈴鹿市 鈴鹿川河川敷・鈴鹿サーキット
開催地は以上の5カ所となる。なお、競技以外にも各種イベントが開催されているので、2016年に行なわれた内容を紹介しておく。まずはASIMOやタコの形をしたバルーンに体験搭乗する「係留体験搭乗」だ。次に夜間にバルーンを並べてバーナーの炎で内側からライトアップする「夜間係留」や、熱気球の球皮を広げたりバーナー操作を体験するコーナーもある。さらにホンダの協力により、2輪競技であるトライアルのライダーによるデモンストレーション、ホンダのバイク、クルマ、汎用品を展示するホンダブースも開設される。このほかにも開催地の地域ならではのイベントや屋台出店などもある。
大人はもちろん、小さい子供でも楽しく過ごせる大会とのことなので、近くで開催されるときは観戦に行ってはいかがだろうか。