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ホンダ「ASIMO」の熱気球、東京の空に浮かぶ

東日本大震災復興支援熱気球イベント第17回「空を見上げて」IN東京

2016年8月6日~7日 開催

 本田技研工業「ASIMO(アシモ)」の熱気球などが東京の空に浮かぶ、東日本大震災復興支援熱気球イベント、第17回「空を見上げて」IN東京が東京臨海広域防災公園にて8月6日~7日の2日間、開催されている。

 イベントには、ASIMOの熱気球のほか、ワンダーグローブ号-地球の気球-(ワンダーグローブプロジェクト)、佐賀錦(佐賀市)、スルガ銀行 Dream Direct(スルガ銀行)、Birds Eye View(東武トップツアーズ)といった、5機の熱気球が参加している。

 同イベントは、東日本大震災で被災した子供たちを元気づけようと2011年8月28日に岩手県大船渡市で第1回「空を見上げて」を開催してから、今回で17回目の開催。東京での開催は被災地の状況をもう一度認識してもらおうと2013年の初開催から、今年で4回目の開催となる。

 実際に熱気球に搭乗してみると「ゴォー」というバーナーの轟音の後、しばらくするとスルスルと上昇していく、気球はロープで係留されており高さ約20mほどの上空に浮かぶことができた。搭乗体験はおおよそ5分程度、風速が約3mほどになると搭乗体験の継続が困難になるとのことで、取材日の6日も風の様子を見ながらイベントが進行された。

 熱気球への搭乗体験は有料となり、料金は大人(中学生以上)2000円、子供1000円、被災者の方と未就学児は無料。売り上げのうち経費を差し引いた部分は東日本大震災の支援活動をしている参加団体の活動資金として活用されるという。

 なお、熱気球の搭乗体験は両日10時までで、その後会場では熱気球の立ち上げ作業を参加者全員で行なう熱気球教室などを実施予定。また、8月6日の19時からは、5機の熱気球が音楽とMCに合わせてバーナーの光で周囲を明るく照らす、バルーンイリュージョンの開催も予定されている。

熱気球が膨らんで空に浮かぶようす
ホンダの熱気球はASIMOが突き刺さっているデザインとなっている
実際に地球が描かれているワンダーグローブ号に搭乗することができた
バーナーの轟音の後、しばらくすると気球が上昇していく
両日10時まで有料で搭乗体験が可能
上昇した熱気球からの眺め
会場では日本航空協会とタイアップしたイベントも実施される