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三菱自動車、新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」の概要発表。今秋に出荷開始

1.5リッター直噴ターボ&CVT、2.2リッターディーゼルターボ&8速ATを設定

2017年2月28日 発表

第87回ジュネーブ国際モーターショーで世界初披露される新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」

 三菱自動車工業は2月28日、スイス・ジュネーブで開催される第87回ジュネーブ国際モーターショー(3月7日~19日開催)で世界初披露する新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」の概要を発表した。世界戦略車に位置付けられる同モデルは、今秋から欧州で出荷を開始し、日本、北米、豪州、その他地域への展開を予定している。

 エクリプス クロスは、コンパクトSUV「ASX」(日本名:RVR)とミッドサイズSUV「アウトランダー」「アウトランダーPHEV」で構成されるクロスオーバーSUVラインアップに新たに加わる新型コンパクトSUV。スタイリッシュなクーペフォルムとダイナミックなSUVの機動力を融合させたクーペSUVで、個性的なデザイン、新たな楽しみのひらめきをもたらすコネクティビティ、4輪制御技術で安心して楽しめるドライビングフィールを特長とした。

 ボディサイズは4405×1805×1685mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2670mm。パワートレーンには新開発の1.5リッター直噴ターボ&8速スポーツモード付CVTと、専用開発の2.2リッターディーゼルターボ&新開発の8速ATの組み合わせを設定。いずれも走行状況や路面状態により後輪へ伝達するトルクを常に適切に配分する電子制御4WDを組み合わせるとともに、AYC(Active Yaw Control)ブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を採用した。

 エクステリアではベルトラインやボディサイドの強いキャラクターラインによるウェッジシェイプ(前傾姿勢)や前傾したリアウィンドウ、テールゲートを直線的に落とし込みオーバーハングを切り詰めたリアエンド、アスリートが持つ力強さをイメージしたという大きく張り出した前後フェンダー等により、三菱自動車らしいシャープでダイナミックなクーペSUVフォルムを実現。

 フロントまわりでは同社のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用したほか、リアまわりでは高い位置に配したワイドなテールランプと前傾したリアウィンドウを上下に2分することで立体的で個性的なデザインとした。またテールランプに組み込まれたチューブ式LEDテールランプと中央のハイマウントストップランプが一直線に発光することで、視覚的な幅広さと安定感を提供するデザインとしている。

 インテリアはブラックとシルバーのモノトーンとし、水平基調のインストルメントパネルと立体的なシルバー加飾によって、スポーティさと上質な室内空間を両立。また、薄型のスマートフォン連携ディスプレイオーディオやヘッドアップディスプレイなどを搭載。「Apple CarPlay」「Android Auto」にも対応し、ラジオなどのオーディオ機能操作や「Apple CarPlay」の操作に対応するタッチパッドコントローラーをセンターコンソールに配置した。

 また、室内空間とラゲッジルームの実用性を確保するため、6:4分割のリアシートにロングスライド&多段階リクライニング機構を採用。後席乗員の広いレッグスペースを確保するとともに、後端を落とし込んだルーフラインでありながらヘッドクリアランスを確保しているという。