日産の“行列を自動的に進むイス”「プロパイロットチェア」を羽田空港のカレーうどん専門店「クウド」に設置

カレーうどん専門店「クウド」の順番待ちで「プロパイロットチェア」を体験できる

　日産自動車は、2016年9月に発表した同社の自動運転技術「ProPILOT（プロパイロット）」から着想を得た「ProPILOT CHAIR（プロパイロットチェア）」を、羽田空港（東京国際空港）にあるカレーうどん専門店「cuud（クウド）」に貸し出すと発表した。

　自動運転技術のプロパイロットは、高速道路の同一車線内で先行する車両を検知して、車間距離を一定に保ちつつステアリング操作をアシスト。車線中央を疲労感なく走り続けることができる先進技術として、2016年8月発売の「セレナ」に初採用された。

　プロパイロットチェアはプロパイロットを分かりやすく紹介するため、行列の最前列にいる人の順番待ちが終わってイスから立ち上がると、最前列のイスが自動的に行列の最後尾に移動。空いた最前列スペースに2番目の人が座るイスが移動し、これを検知して3番目以降の人が座るイスもそれぞれ一定の距離を保ちながら追従していく仕組みとなっている。

　プロパイロットチェアの設置は3月23日11時～14時限定で、羽田空港 第一旅客ターミナル2階の出発ロビー近くにあるカレーうどん専門店 クウドで順番待ちに利用される。