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【静岡ホビーショー 2017】ハル研究所、1979年発売の8bitパソコン「MZ-80C」を再現した「PasocomMini MZ-80C」実演公開

稼働状態で展示。「PC-8001」「FM-7」も参考出品

静岡ホビーショーで稼働中の「PasocomMini MZ-80C」

 ハル研究所は5月11日、「静岡ホビーショー」(業者招待日:2017年5月11日~12日、一般公開日:2017年5月13日~14日)の会場で1979年に発売されたシャープの8bitパーソナルコンピュータ「MZ-80C」をミニチュアサイズで再現した新製品「PasocomMini MZ-80C」を公開した。PasocomMini MZ-80Cは10月中旬発売予定で、予約開始日は6月1日。価格は1万9800円(税別)。

10月中旬発売予定のPasocomMini MZ-80C
PasocomMini MZ-80C
会場ではPasocomMini MZ-80Cの実演が行なわれた

 青島文化教材社ブースに展示されたPasocomMini MZ-80Cは、シャープが1979年に発売したCPUボード、CRTディスプレイ、キーボード、カセットテープレコーダーが一体化したオールインワン筐体コンピュータ「MZ-80C」を、手のひらに乗る1/4サイズにして再現されている。

 精巧に再現された外観とともにPasocomMini MZ-80Cには、MZ-80シリーズのハードウェアエミュレーション機能を組み込み、最新BASICである「SmileBASIC」をはじめ当時の機械語プログラムも実行できる機能を搭載。当時人気の高かった3本のゲームソフトの実装を予定(同梱するゲームタイトルは今後発表予定)。

 当時のパソコン雑誌に掲載されていたマシン語プログラムが実行可能なほか、SmileBASIC上からエミュレータをコントロールできCPUの実行停止やトレース実行、ブレークポイント設定やメモリへの読み書きなどの操作を可能という。

 同会場には「PC-8001」「FM-7」のモックアップも参考出品として展示されており、担当者は「PasocomMini MZ-80Cの反響をみて商品化を検討していきたい」とのこと。

参考出品された「PC-8001」「FM-7」
青島文化教材社のブースに展示された

PasocomMini MZ-80C本体仕様

モニタ出力:HDMI接続
電源:Micro USB端子
入力:USB接続
サイズ:102.5×71.25×32.5mm(幅×奥行×高さ)
ハード:SBCとしてラズベリーパイA+を搭載
ソフト:付属のMicro SDにて供給