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【SUPER GT 第3戦オートポリス】100号車 山本尚貴選手・伊沢拓也選手、25号車 松井孝允選手・山下健太選手ポールポジション記者会見

2017年5月20日~21日 開催

GT500クラスのポールポジションは100号車 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也組、BS)。2人ともGTでは初ポールポジション

 SUPER GT 第3戦オートポリスは5月20日に予選が行なわれ、GT500は100号車 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也組、BS)が、GT300は25号車 VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太組、YH)がそれぞれポールポジションを獲得した。予選終了後に、ポールポジションを獲得した選手による記者会見が行なわれ、それぞれ明日の決勝レースへ向けての豊富などを語った。

GT300クラスのポールポジションは25号車 VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太組、YH)

調子がよくてポールを取れて当たり前と思われている時こそ本当は難しい

──予選を振り返って感想と、予選アタックに至る過程を振り返ってほしい。

山下健太選手

山下健太選手:自分が走ったQ1では、次にアタックだというところまでタイヤを温めた段階でいきなり赤旗になりやだなと思った。しかし、そこからうまくリカバリー出来て、位置取りの問題もうまく対処できてポールを獲ることができた。チームがいいクルマを作ってきてくれたからだ。

松井孝允選手

松井孝允選手:Q2を担当したが、クリアラップを取るのに戸惑った部分がある。アタックラップでは反省するべき点もあったが、うまくまとめられた。今回はガレージでクルマを仕上げていく様子もずっと観察していて、どう変わっていくのかも見ていくことができた。

伊沢拓也選手

伊沢拓也選手:今シーズンのここまでを考えると嬉しい。山本選手もそうだが、自分もポールを獲るのは初めてで、ここまで時間がかかったという感想。ここで行なった事前のテストやフリー走行から調子がいいのは分かっていたので、2位と差をつけて山本選手にバトンを渡すことができたのはよかった。

山本尚貴選手

山本尚貴選手:伊沢選手が言ったことがすべて。今回は伊沢選手のアドバイスを聞いて、Q2に向かうことができた。実際にQ2で乗ってみると、朝とはフィーリングが違っていた。それでセクター1とセクター2はちょっと戸惑ったが、セクター3は落ち着いて行けた。今回参戦条件が変わったことなどでいろいろ言われていることも分かっているが、自分たちとしては結果がほしかったので素直に嬉しい。この結果を与えてくれたチームと研究所のみんなに感謝したい。

──100号車のお2人に、今年はチームのメンテナンス体制も変わって、いろいろ大変な部分もあった中でのこのポール獲得には大きな意味があると思うが……。

伊沢選手:そのとおりで大きな意味があると思っている。前回の富士のレースでもホンダ勢の中で1番になってやろうと思ってやっていた。チームが大きく変わっていろいろな想いがある中で、いい結果を出してあげたいという思いでやってきたので、すごく嬉しい。

山本選手:伊沢選手に全部言われてしまったが、チームが一生懸命頑張ってクルマを作ってくれた。ほかに14台もライバルがいる中で1番になりたいという思いが、例年よりも強い。弱みを見せたくはないが、朝から調子がよくてまわりが100号車はポール取って当たり前という中でちゃんと取れた。それは簡単なことでなく、意外と難しいことなので、達成感がある。

NSXが速くなったのはウエイトが軽くなったからだけじゃない、熟成が進んだから

──昨年は開催できなかったオートポリスで今年はレースができているが、その感想を……。また100号車はNSX-GT勢のなかで飛び抜けて速かった。そのポイントは?

山下選手:オートポリスはJAF GTが有利だと言われていたし、岡山や富士では苦しい思いをしてきたので、ここで取らないと自分達的には厳しいと思っていた。ここでポールを取れるクルマを用意してくれたチームと松井選手に感謝したい。

松井選手:オートポリスはJAF GTが得意だろうと言われている中で、ポールを取る準備をチームがしてきてくれた。その結果準備が整って初めてポールが取れた。ただ、大事なのは決勝の結果なので、明日に向けてしっかりやっていきたい。2015年のここでのレースは自分の都合で出ることができなかったので、オートポリスをGTで走るのは初めて。高速からのテクニカルなコースはドライバーとしては攻め甲斐がある。

山本選手:NSXの中でなぜ飛び抜けていたか……。オートポリスにはタイヤテストで来ているし、サーキットに来てからの作業も上手くいっていた。このコースを走るのは2年ぶりだけど、何より今年開催できたことが奇跡的なぐらいだと聞いている。今年開催するのはかなり難しかったと思うが、さまざまな方々のご協力もあり開催できたことはすごいこと。実際に走ってみると、1コーナーにあったバンプが地震の影響か大きくなっているなどの影響を感じる部分もあったが、概ねよくなっていると思う。

伊沢選手:チーム体制が今年変わった中でやってきたが、オートポリスのタイヤテストあたりからよく回り始めて、ここに来たという感じ。午前中の結果を見れば、8号車と17号車がちゃんと走れていればもっと僅差だったのではないか。地震後一度もここを訪れていなかったので、正直どういう状況だかは分かっていなかったが、自分たちが走ることでここにいる人達が元気になってくれればいいなと思っているので、明日はみんなでいいレースを見せたいと思う。

──100号車の2人に。クルマの方が熟成されたということか?

山本選手:ウエイトが減ったので速くなったと言ってほしいのか? 自分たちとしては元々もっていたポテンシャルを引き出せていないと思っていて、テストを経て正しい方向性を探ってきて今回のレースに臨んでいる。その方向性が正しく熟成が進んだからだと自分たちのチームでは言えると思う。条件が変わったタイミングと、そうした熟成が進んだタイミングが重なったので正直どちらがということは難しい。

伊沢選手:開発の進化も、これまでは研究所が入れてくれた“玉”が正直外れていた感があった。しかし、最近のテストなどで僕たちが求めていたものと、研究所のそれが一致したという感がある。もちろんウエイトの件もあるが、例えばレクサスの1号車などはほぼ同じ重量だと思うけど、それによりも今回は速かった。ここのコースはレースでいろいろあるコースなので、明日はそこにきちんと対応していきたい。

──明日のレースに向けた感想を

山下選手:予選と決勝は別なので、明日は1回も抜かれることなく勝ちたい。

松井選手:同じだ。予選がよかっただけと思われないように、勝てるように準備をしていきたい。

山本選手:明日の鍵はピックアップだと思っている。それさえなければいいレースができると思う。300を抜いたりとかで、汚れたコース(あまりクルマの走っていないライン)を走るときも課題、そういう時にも運があればと思う。

伊沢選手:ここに来れば調子はそこそこいいんだろうと思っていたが、調子よすぎて戸惑っている。が、心を落ち着けて取り組み、明日は勝ちたい。