フィアット、初の仕様変更で全車に衝突被害軽減ブレーキを標準装備した「500X」

仕様変更で新しく設定されたボディカラー「ベージュ カプチーノ」のフィアット「500X Pop Star Plus」

　FCA ジャパンは、フィアットブランドのスモールSUV「500X（チンクエチェントエックス）」に装備を充実させる仕様変更を行ない、7月1日に発売した。価格は288万3600円～339万1200円。

　2015年10月に発売されて以来初めてとなる今回の仕様変更では、「Pop Star」にこれまで設定のなかった「バイキセノンヘッドライト」や「クラッシュミティゲーション（衝突被害軽減ブレーキ）付 前面衝突警報」「レーンデパーチャーウォーニング（車線逸脱警報）」を新たに標準装備。

　エクステリアには新デザインの17インチアロイホイールを採用したほか、インテリアではセンターコンソールの意匠を変更。シートカラーに新色の「アイボリー/ダークグレー」を設定するなど、質感の向上を図った。

　また、「Pop Star Plus」「Cross Plus」では、標準で装備されている衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備に加え、レーダーセンサーで前方の車両を認識して一定の車間距離を保ち自動で速度を調整する「アダプティブクルーズコントロール（ACC）」を標準設定モデルで初採用。

　加えて、シートカラーにおいて従来の「ブラウン/ダークグレー」の色調を変更したほか、新たに「ブラック/ダークグレー」内装を設定。ボディカラーには新色の「ベージュ カプチーノ」を追加し、Pop Star Plusには3層パール仕上げパールペイントの「イエロー」をオプション設定した。

色調が変更された「ブラウン/ダークグレー」のシートカラー

新設定された「ブラック/ダークグレー」のシートカラー

3層仕上げパールペイント「パール レッド」のフィアット 500X「Cross Plus」