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トヨタ、従来品から燃費を約2.5%向上させる「純正キヤッスルモーターオイル SN 0W-16」

価格は4L缶3900円。ターボ車向けの「SN 0W-20」は秋ごろ発売

2017年7月11日 発売(SN 0W-20は秋ごろ発売)

3900円/4L缶

「トヨタ純正キヤッスルモーターオイル SN 0W-16」(3900円/4L缶)

 トヨタ自動車は7月11日、新しい純正エンジンオイル「トヨタ純正キヤッスルモーターオイル SN 0W-16」を発売した。価格は3900円/4L缶。

 7月10日に発売した新型「カムリ」でも採用しているこのエンジンオイルでは、ベースオイルに高性能な合成油を100%使用して約50%の低粘度化(40℃における動粘度比較)を実現。さらに摩擦低減効果を持つ添加剤の採用で摩擦係数を約3分の1に低下させ、従来の汎用製品である「トヨタ純正キヤッスルモーターオイル SN 5W-30」と比較して約2.5%燃費を向上。同粘度グレードで世界トップクラスの低燃費性能を実現した。

 この低燃費性能に加え、常温流動性能が向上したことにより、エンジン内部の動きがスムーズになってエンジンの始動頻度が高いハイブリッドカーやアイドリングストップ機能搭載車の燃費を向上。より清浄性能が高い添加剤を採用してエンジン内部の不純物の発生を抑制し、エンジン本来の性能を長く維持できるようにしている。また、新製品の開発にあたり、トヨタでは約400万kmの走り込みを実施。より強固な信頼性を築くべくエンジンの耐久試験を重ねているという。

 このSN 0W-16に加え、同様のベースオイルや添加剤を使うターボエンジン搭載車向けの「トヨタ純正キヤッスルモーターオイル SN 0W-20」(3900円/4L缶)も開発され、秋ごろの発売を予定している。SN 0W-20の場合、燃費性能は同従来品から2.0%の向上となる。

 缶のデザインも一新され、SN 0W-16は「澄み切った空のような青」、SN 0W-20は「アグレッシブな印象を与える赤」を用いたカラーデザインに、回転する歯車をモチーフとしたダイナミックな意匠を与えている。

「トヨタ純正キヤッスルモーターオイル SN 0W-20」(3900円/4L缶)
【トヨタ純正キヤッスルオイル】「超えてゆけ、純正。」篇(1分23秒)