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パイオニアとみちのりホールディングス、2018年3月期中に路線バスの自動運転化に向けた実証実験

自動運転を実現する技術の検証

2017年8月31日 発表

 パイオニアとみちのりホールディングスは8月31日、路線バスの自動運転化に向けた実証実験を共同で行なうことに合意したと発表した。

 今回の合意は、将来的な路線バスの自動運転化に向けて、路線バスにおけるスムーズかつ安心・安全な自動運転を実現する技術の検証を目的としている。

 みちのりホールディングスは傘下に複数のバス会社を所有し、路線バスの運行ノウハウを持つ。一方、パイオニアはカーナビゲーションで培った高い自車位置精度、自動運転に必要とされる走行空間センサー「3D-LiDAR」や自動運転用地図などの開発を進めている。

 2018年3月期中に開始を予定している実証実験では、みちのりホールディングスが関係バス会社の車両の提供や熟練バス運転手の運転情報(走行履歴など)を収集、パイオニアはカーナビゲーションシステムや自動運転に係る技術などを活用した実証実験用システムの構築とデータの分析を担当する。

 対象となるバス会社や路線など実験の詳細は、両社において今後協議を進めていくとしている。