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【レッドブル・エアレース最終戦 インディアナポリス】予選、室屋義秀選手はペナルティにより11位

決勝は「Round of 14」で室屋選手とソンカ選手のランキング1位、2位決戦実現

予選日:2017年10月14日(現地時間、日本時間10月15日)

決勝日:2017年10月15日(現地時間、日本時間10月16日)

【レッドブル・エアレース最終戦 インディアナポリス】予選、室屋義秀選手はペナルティにより11位 予選飛行中の室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)
予選飛行中の室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)

「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2017」シーズン最終戦となる「レッドブル・エアレース第8戦インディアナポリス」が開幕。10月14日(現地時間、日本時間10月15日)に予選が行なわれた。

 予選前に行なわれた3回目のテストフライト「フリープラクティス3」では、室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)は1分06秒367秒で、8位のタイムを記録した。

 16時5分から始まった予選では14名のパイロットがタイムアタックを実施。ポイントランキング下位の選手からスタートするため、ランキングで2位の室屋選手は13番目にアタック。

 室屋選手は1回目のアタックで1分05秒732秒を記録。しかし、11ゲート通過時の水平姿勢が不正だったためペナルティで2秒加算され1分07秒732秒に。2回目のアタックでも1回目のタイムを超えられず予選11位の結果となった。

予選2回目の室屋選手のアタック

 室屋選手の後にアタックした、ランキングトップのマルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ、チェコ)は、2回目のアタックで1分05秒463秒のタイムを出して予選4位。

【レッドブル・エアレース最終戦 インディアナポリス】予選、室屋義秀選手はペナルティにより11位 予選飛行中のマルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ)。決勝「Round of 14」で室屋選手と対戦
予選飛行中のマルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ)。決勝「Round of 14」で室屋選手と対戦

 予選トップは、ランキング5位のマット・ホール選手(No.95 マット ホールレーシング、オーストラリア)で、タイムは1分04秒149秒。

【レッドブル・エアレース最終戦 インディアナポリス】予選、室屋義秀選手はペナルティにより11位 予選トップのマット・ホール選手(No.95 マット ホールレーシング)
予選トップのマット・ホール選手(No.95 マット ホールレーシング)
予選2回目のマット・ホール選手のアタック

 明日の決勝日10月15日(日本時間16日)は13時6分から14名のパイロットによる対戦「Round of 14」、その勝者7名と敗者の中から最速タイムを記録した1名を加えた対戦「Round of 8」、その勝者4名の中から最後に優勝者を決定する「Final 4」が実施される。

 室屋選手は1回戦の「Round of 14」で、マルティン・ソンカ選手と対戦することとなり、ポイントランキング1位と2位の一騎打ちということとなった。

予選結果

1位:マット・ホール選手(No.95 マット ホールレーシング)
タイム:1分04秒149秒

2位:ペトル・コプシュタイン選手(No.18 チーム シュピールベルグ)
タイム:1分04秒390秒

3位:フアン・ベラルデ選手(No.26 チーム ベラルデ)
タイム:1分05秒400秒

4位:マルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ)
タイム:1分05秒463秒

5位:ピート・マクロード選手(No.84 チーム マクロード)
タイム:1分05秒464秒

6位:マティアス・ドルダラー選手(No.21 マティアスドルダラー レーシング)
タイム:1分05秒926秒

7位:ニコラス・イワノフ選手(No.27 チーム ハミルトン)
タイム:1分05秒965秒

8位:マイケル・グーリアン選手(No.99 チーム グーリアン)
タイム:1分06秒406秒

9位:ピーター・ポドランセック選手(No.37 ピーターポドランセック レーシング)
タイム:1分06秒993秒

10位:ミカエル・ブラジョー選手(No.11 ブライトリング レーシング チーム)
タイム:1分06秒993秒

11位:室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)
タイム:1分07秒732秒

12位:カービー・チャンブリス選手(No.10 チーム チャンブリス)
タイム:1分07秒732秒

13位:フランソワ・ルボット選手(No.12 FLV レーシング チーム)
タイム:1分08秒793秒

14位:クリスチャン・ボルトン選手(No.5:クリスチャンボルトン レーシング)
タイム:1分09秒270秒

 予選後の記者会見では、予選トップのマット・ホール選手、地元米国の選手としてカービー・チャンブリス選手(No.10 チーム チャンブリス、アメリカ)、チャレンジャー・カップで予選トップのメラニー・アストル選手(No.33 フランス)が、予選の手応えと決勝への意気込みを語った。

【レッドブル・エアレース最終戦 インディアナポリス】予選、室屋義秀選手はペナルティにより11位 マット・ホール選手
マット・ホール選手
【レッドブル・エアレース最終戦 インディアナポリス】予選、室屋義秀選手はペナルティにより11位 カービー・チャンブリス選手
カービー・チャンブリス選手
【レッドブル・エアレース最終戦 インディアナポリス】予選、室屋義秀選手はペナルティにより11位 チャレンジャー・カップで予選トップのメラニー・アストル選手
チャレンジャー・カップで予選トップのメラニー・アストル選手

 なおチャレンジャー・カップは、マスタークラスの登竜門として設定されているクラスで、マスタークラスとは時間を前後して同日にレースが開催されている。メラニー・アストル選手はエアレース初の女性選手として注目されている。

 決勝日のインディアナポリスの天候は、午前中は降水確率90%の雨で、午後から回復するという予報となっている。好天に恵まれた予選とは打って変わった天候の下、決勝が行なわれる。気象条件によっては、時刻の変更や中止などもある。

 決勝はインターネットライブ中継がレッドブル・エアレースの公式サイトで行なわれるほか、NHK BS1でも生中継(10月16日2時~5時)が実施される。