上限1000円実施後のGW、交通量は約1.3倍、渋滞回数は2倍に
高速道路交通状況速報より


 NEXCO各社とJB本四高速は5月7日、ゴールデンウィーク(GW)期間中の高速道路の交通状況速報を発表した。対象期間は4月25日~5月6日の12日間。

 今年のGWは高速道路の地方部上限1000円をはじめとするETC休日特別割引が実施されてから初の大型連休であり、不景気とカレンダーの並びにより最大16連休となることから、交通量の伸びに伴う渋滞の増加が懸念されていた。

これによると10km以上の渋滞発生回数は414回、30km以上の渋滞発生回数は58回。昨年の同期間はそれぞれ215回、28回だったため、今年はほぼ倍増したことになる。

 渋滞のワースト記録は、次のとおり。渋滞の原因はいずれも交通集中と事故となっている。

下り
東名高速松岡BS(バス停)5月2日8時66.4km
東北道矢板北PA(パーキングエリア)5月6日6時50分55.2km
関越道花園IC(インターチェンジ)5月3日8時15分52.6km
上り
神戸淡路鳴門道淡路IC5月5日19時45分68.0km
東名高速菊川IC5月2日7時50分54.8km
九州道八幡IC5月5日18時35分頃50.6km

 またGW中の交通量は、対前年比1.0~1.8倍とおおむね増加した。もっとも増加率が高かったのは本四連絡橋の瀬戸中央自動車道と西瀬戸自動車道で1.8倍。ただし、発表されている25区間のうち、1.2倍が10区間、1.3倍が6区間と大半を占めており、利用台数の伸びは倍増に至っていない。

(編集部:編集部:田中真一郎)
2009年 5月 7日