ホンダ、4代目「オデッセイ」の発表会を開催
11月の「ライフ」、12月の「アコード」と3カ月連続で新型車を投入

本田技研工業株式会社の福井威夫取締役社長とオデッセイ
10月16日開催



発表会で展示された4代目オデッセイ
  ホンダは10月16日、翌日より発売する新型「オデッセイ」の発表会を開催した。

  発表会では、まず取締役社長の福井威夫氏が登壇。同社の年内の国内販売状況について「フィットが2007年11月以降登録車数で1位を記録しているほか、5月に発売したフリードも7月以降連続で登録車数4位をキープしており、厳しい自動車販売の環境下で好調に推移している」と振り返り、「本日のオデッセイをはじめとして、11月にはライフを、12月にはアコードシリーズを発表予定で、3カ月連続で新型車を投入することで、国内自動車市場の活性化を図る」とコメントした。

  オデッセイについては、「1994年に乗用車の走行性能と快適性、ユーティリティを実現した多人数乗用車の革命として提案し、新しいカテゴリー創出のきっかけとなった」と初代オデッセイを紹介。続けて、「走りと快適性に磨きをかけた」2代目、「革新的な低重心パッケージを採用した」3代目を紹介し、「先駆者としてミニバンの既成概念に固執することなく、常に新しい可能性にチャレンジしてきた。これにより、独自の進化を続けて新たなジャンルを切り開きながら、日本のミニバンのブランドとして確固たる地位を築いた」と、オデッセイの歴史を紹介した。

  4代目オデッセイについては、「歴代モデルに脈々と受け継がれてきたDNAである、安定性に優れた走り、スタイリッシュなフォルム、多人数のゆとり空間、を徹底的に突き詰めた」という。また、「低燃費技術などの先進装備を搭載し、ミニバンというジャンルを超えて多人数乗用車の魅力を最大限に引き上げた1台に仕上がった」と自信を表した。


1994年発売の初代オデッセイ1999年発売の2代目オデッセイ2003年発売の3代目オデッセイ

オデッセイ開発責任者の五十嵐則夫氏
  続いて、開発責任者の五十嵐則夫氏がオデッセイの概要を説明。4代目オデッセイについては、「唯一無二の存在であるオデッセイを、究極のオデッセイに作り上げること。心ときめく、感性に訴えるオデッセイに進化させたい」という目標を目指して開発を行ったという。

  また、走行性能や環境性能についても、五十嵐氏自身が北海道上川郡鷹栖町にあるホンダのテストコースにて徹底的に、納得がいくまで走り込み、より緻密に作り込んだという。「気持ちよく走る楽しさを運転者だけでなく、乗る人にも提供できる車に仕上がったと思う」と感想を述べた上で、「胸がときめくような、感性領域への進化を感じていただければ幸いです」とコメントした。


発表では、動画で4代目オデッセイの特長やアクセサリーなどを紹介

日本営業本部副本部長の小林浩氏
  最後に、日本営業本部副本部長の小林浩氏がオデッセイの販売戦略を説明。小林氏によれば、7月に同社のミニバン「ステップワゴン」の累計販売台数が100万台に達したことに関連して、オデッセイも2009年始めには累計販売台数が100万台に達する見込みであることを明らかにした。また、オデッセイの生産はホンダの埼玉製作所が担当しており、月間販売台数は4000台を見込んでいる。


月間販売台数は4000台を見込んでいる

4代目オデッセイのキャッチコピー
10月17日より放映されるTVCMの30秒バージョン「PARKING TICKET編」。俳優のジョージ・クルーニーが出演する
15秒バージョン「BODY編」。4代目オデッセイのボディーをクローズアップした演出となる

URL
本田技研工業株式会社
http://www.honda.co.jp/
ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2008/4081016-odyssey.html
製品情報
http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/
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(編集部:大久保有規彦)
2008年10月16日