ロータス、新型スポーツカー「エヴォーラ」を公開
日本販売は2月から予約受付し、900万円を切る予定

エヴォーラ

2月予約開始(予定)
900万円以下(予定)

  英Lotus Carsの日本正規輸入総代理店であるエルシーアイは1月16日、ロータスの新型スポーツカー「Evora(エヴォーラ)」を公開した。日本販売は2月より予約受付を開始し、2009年後半には納車する予定。価格は未定だが、900万円を切る価格になる見込みだと言う。

  エヴォーラは、ロータスが2009年春より欧州で販売する予定のスポーツカー。ロータスが1995年より販売している「エリーゼ」以来の新型車で、エリーゼの上級スポーツカーとして位置付けられている。

  4人乗車が可能な2+2シーターを採用しており、ボディーサイズは4344×1848×1219mm(全長×全幅×全高)。エリーゼと比較して、全長を559mm、全幅を141mm、全高を102mm、ホールベースを275mm拡大したのみのとどまっているが、サイドシルを細くし、ドア開口部を拡大することで乗降性を向上させている。

 

エクステリア
サイドビューマフラーエリーゼとエヴォーラの比較

  シャーシーは、ロータスがこれまでコンセプトを公開してきた、アルミ材を接着剤やリベットによって組み立てる「VVA(Versatile Vehicle Architecture)」を発展させた技術によって、アルミ押出材をエポキシ接合した軽量モジュール構造で、車両重量は1350kgとなっている。

  エンジンは、トヨタ自動車のV型6気筒 DOHC 3.5リッター「2GR-FE型」で、横置きのミッドシップマウント。最高出力は280PS/6400rpm、最大トルクは342Nm/4700rpm、0~100km/hが5秒となる。トランスミッションは6速MTのみを用意する。

  足まわりでは、フロントに18インチホイールと225/40 ZR18タイヤ、リアに19インチホイールと255/35 ZR19タイヤを装備。サスペンションは、アルミ鍛造製ウィッシュボーンで、ビルシュタイン製ダンパーとアイバッハ製スプリングを採用。ブレーキはAPレーシング製の4ピストンキャリパーを採用したベンチレーテッドクロスドリルドディスクで、ブレーキ径はフロントが350mm、リアが332mmとなる。

リアハッチのガラス越しにエンジンが見えるフロントホイールリアホイール

  機能面では、シートはフロントがレカロ製レザースポーツシートで、リアがチャイルドシート固定機能付きのレザーシートとなる。また、リモート・リリース・グローブボックス、小物入れ、カップホルダー、160Lのトランクといった収納機能、BluetoothやiPod連携機能を持つアルパイン製カーナビなどを装備する。

インテリアコックピット

インストパネル

フロントシートはレカロ製レザースポーツシートリアシート、小柄な大人や子供が乗車することを考慮したサイズだリアハッチを開けた状態、エンジンの後方にトランクを装備する

URL
エルシーアイ株式会社
http://www.lotus-cars.jp/
Lotus Cars(英文)
http://www.grouplotus.com/cars/home.html
製品情報
http://www.lotusevora.co.jp/
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(編集部:大久保有規彦)
2009年1月16日